【米国株情報】キャノピー・グロース(CGC)とは?将来性や配当金など解説

今回は米国株の中でもキャノピー・グロース(CGC)に関するものとなっています。(https://www.canopygrowth.com)

本記事はこのような疑問に答えます。

  • キャノピー・グロースとはどのような企業か?
  • キャノピー・グロースの将来性は?
  • 取り扱っている証券会社や財務状況は?
  • キャノピー・グロースの配当金は?

キャノピー・グロース(CGC)とは?

キャノピー・グロース医療用及び嗜好用の大麻製品の製造、流通及び販売を行っている企業です

主な製品としては大麻関連のドライフラワーや抽出物、濃縮物、飲料、グミ、ベープを展開。

また、麻由来のCBD製品の菓子、オイル、ソフトジェル製品などを展開しています。

主なブランドとしては主力大麻ブランドであるTWEEDやドライフラワー、ベープなどを展開する7ACRES、プレミアムブランドのDOJA、飲料を展開するディープスペース、医療大麻製品を提供するスペクトラムセラピューティクス

ドライフラワーやベープなどを展開するVert、HiWay、グミや飲料などのエースバレー

その他にもスポーツなどを行う人向けの栄養や水分補給に焦点を当てたバイオステールやドイツに拠点を置き、ハーブ気化器などを展開するストルツ&ビッケル、ロンドンに拠点を置き、スキンケアに焦点を当てるThisWorks、提携ブランドのマーサスチュワートを展開しています。

主な収益地域はカナダでその他はドイツやポーランドの医療用やアメリカ、イギリス、オーストラリアからとなっています。

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競合企業

キャノピー・グロースの競合企業としては医療用及び嗜好品の大麻生産を行っているアフリアやカナダを拠点に大麻生産を行っているオーロラ・カンナビスがあります。

また、カナダを拠点にドイツやイスラエル、オーストラリアなどで大麻生産に関わるクロノス・グループや肥料、照明などの園芸用品の他に大麻栽培用用品を販売しているグロウジェネレーションなどがあります。

  • アフリア
  • オーロラ・カンナビス
  • クロノス・グループ
  • グロウジェネレーション

キャノピー・グロースの将来性

キャノピー・グロースの将来性としては不透明な部分があると言えるでしょう。

まず、一つ目の理由としては大麻関連市場の不透明感の強さが挙げられます。

確かに現状、アメリカの一部の州やヨーロッパなどの地域では嗜好用の大麻の合法化や規制緩和が進みつつある部分もありますが、ほとんどの国が加盟し、麻薬に関連する国連における条約では医療目的以外の使用を禁止しています。

また、カナダなど一部の国では嗜好用も認められつつあるとは言っても多くの国で合法化が進みつつあるのは医療用の大麻の方であり、むしろ嗜好用まで認める国はかなり少数派の国に限られます。

しかも、歴史的、地域的にも抵抗の強い国や地域も多く、一筋縄に合法化に向かうのは難いため、現状法律的な問題を抱える市場である以上、そもそも市場として確立できるかも不透明な部分があると言えるでしょう。

もう一つの理由としてはカナダ市場での競争の激化が挙げられます。

カナダでは嗜好用大麻が合法化されており、キャノピー・グロースの主要市場となっていますが、数少ない嗜好用の大麻の合法化市場の需要に対して供給過剰であり、現状カナダでの大麻市場は飽和状態で競争が激化しています。

実際にキャノピー・グロースのカナダでの収益は供給過剰や競争激化によるためか、2022年は約2.5億カナダドルだったのに対して2023年には約1.8億カナダドルにまで減少しています。

この点で現状成熟しきってもいないはずの市場であり、かつ最も主要な市場であるカナダにおいて収益が減少しつつある点は大きな懸念点だと言えるでしょう。

これらの点を鑑みるとキャノピー・グロースの将来性としては不透明な部分があるかと思われます。

キャノピー・グロースの今後に対する期待度

以下はキャノピー・グロースの今後に対する期待度を示したものです。

ちなみに期待度は高い順に5から1となっています。

ご自身が思うキャノピー・グロースの今後に対する期待度にぜひ投票してみてください。

キャノピー・グロースの今後に対する期待度

財務状況

以下はキャノピー・グロースの財務状況などを示したものです。

営業利益

上記はキャノピー・グロースの営業利益を示したものです。

営業利益は基本的に企業が本業で得た利益を示したものです。

キャノピー・グロースの場合、全体としてマイナスで推移していることが見て取れます。

EPS

上記はキャノピー・グロースのEPSを示したものです。

EPSは基本的に右肩上がりとなっているかが主な指標とされるものです。

キャノピー・グロースの場合、全体としてマイナスで推移していることが見て取れます。

営業利益率

上記はキャノピー・グロースの営業利益率を示したものです。

営業利益率は基本的に10%〜15%以上が優良な企業の水準とされるものです。

キャノピー・グロースの場合、全体として大きくマイナスの値となっていることが見て取れます。

自己資本比率

上記はキャノピー・グロースの自己資本比率を示したものです。

自己資本比率は基本的に企業の安定性を示すもので30%以上が目安とされています。

キャノピー・グロースの場合、全体として減少傾向にあることが見て取れます。

営業活動によるCF

上記はキャノピー・グロースの営業活動によるCFを示したものです。

営業活動によるCFは基本的に企業の手元現金の推移を示したものです。

キャノピー・グロースの場合、全体としてマイナスで推移していることが見て取れます。

配当金

現時点でキャノピー・グロースは配当金を出していません

現状キャノピー・グロースが配当金を出すのはまだ先となりそうです。

コメント・考察

大麻市場の規制や法律の問題における不透明さやキャノピー・グロースの主要市場であるカナダ想定よりも需要が少ない割に競争相手を多いという供給過剰の現状あまり芳しい状態とは言えないでしょう。

また、キャノピー・グロースは赤字続きであり、資金調達においても手形の発行を行い、調達していましたが現状満了期日を2023年の4月としていたものを9月にまで延長しています。

このことから資金繰りに関しても一部懸念を抱かれている部分もあり、市場における不透明さや資金繰り懸念において懸念要素が多いといった印象です。

また、直近のこの市場の不透明さや資金繰りの懸念を乗り越え、仮に大麻の嗜好用の合法化も拡大したとしても今度は税金が重くのしかかる可能性があります。

実際に現状タバコや酒といった嗜好品が財源となされ、大きな税負担がかかっているように大麻も合法化が進むと政府にとっては新たな財源であり、低迷しつつあるタバコなどに代わって槍玉に挙げられる可能性が高くなります。

この点で合法化が進んだとしても新たに税負担が大きくなる可能性などが高い点で懸念点だと言えるでしょう。

キャノピー・グロースはどこで買える?

以下は米国株を取り扱っている主な日本の証券会社の中でキャノピー・グロースの取扱有無を示したものです。

証券会社取扱有無
楽天
SBI
マネックス
DMM
松井
PayPay
野村
大和

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