「米国株の配当利回りはどこで見れるの?」
「米国株の配当利回りランキングを見たい。」
こういった疑問を抱えている方はきっと多いのではないでしょうか。
そこで今回は米国株の配当利回りを簡単に調べられる閲覧ツールやランキングツールを厳選して紹介していきます。
米国株の配当利回りの調べ方は?
まず、配当利回りとは株価に対してどの程度の割合の配当金が分配されたのかを示している指標です。
計算式としては基本的に以下のような形で求めることができます。
基本的に自分で求める場合は深く考えずに、自身の興味がある企業の年間配当金とその時の株価を当てはめてしまえば簡単に配当利回りは出すことができます。
ちなみに配当金を出していない企業は配当利回りを出すことはできないのは注意点です。
また、日本株で円であろうが、米国株のドルであろうがどの通貨の株式であっても、配当利回りは上記の計算式で出すことが可能です。
比較的分かりやすい計算式なので興味のある銘柄は自分自身で求めてみても面白いかもしれませんね。
配当利回りの注意点
一方で配当利回りの注意点としては以下のようなものがあります。
以下詳しく配当利回りの注意点について解説していきます。
配当利回りは株価が下落すれば上がる
まず一つ目の注意点としては配当利回りは株価が下落すれば上がるということです。
一般的に高配当利回りだと高配当な株と認識されますが、中には配当はそのままでただ株価が下がったから高配当利回りとなっている銘柄も一定多数存在します。
理由としては単純に配当利回りを出す際に割る部分が小さくなるからです。
そのため、配当利回りのみ気にしていると配当が高いからではなく、ただ単純に株価が下落していて、配当利回りが高くなっている銘柄に気づきにくくなってしまう点で注意が必要です。
高配当利回りの銘柄は業績不振と配当下方修正の可能性
二つ目の注意点としては高配当利回りの銘柄は業績不振と配当の下方修正の可能性がある点が挙げられます。
高配当利回りだと一見配当が多く支払われていて、魅力的に見えるかもしれません。
しかし、実際には先ほども説明した通り、株価が下がって配当利回りになっているだけの銘柄も存在します。
このような銘柄は業績不振により株価が急落、現状配当の状況だけは据え置き、施策が反映されていないといったことが多いです。
そのため、現状は高配当利回りに見えても、後々配当のスタンスを変えて減配、無配に変えることも少なくありません。
よって高配当利回りの銘柄は業績の不振、株価の急落があり、後々配当のスタンスも減配や無配に変えるが、ただその配当のスタンスが変更されるまでのラグで一時的に高配当利回りに見えているといったことがある点が注意点だと言えるでしょう。
配当利回りを調べるツールの注意点
他方で配当利回りを調べる際は自身で計算するよりも配当利回りを調べられるツールを活用して配当利回りを調べる方が簡単です。
しかし、配当利回りを調べるツールを活用するに当たっては以下のような注意点が存在します。
以下、詳しく配当利回りを調べるツールの注意点を解説していきます。
配当利回りは調べるツールによってやや異なる可能性
まず、一つ目は配当利回りは調べるツールによってやや異なる場合がある点が挙げられます。
理由としては暦年と会計年度が異なる場合があることと、権利落ち日と支払い日など基準の違いがあることなどが挙げられます。
例えば、米国株企業では基本的には暦年と会計年度は一致していることが多いですが、中には暦年と会計年度が異なる企業が存在します。
そうなるとツールによって暦年とするか会計年度を基準とするか違いがあると一年間の配当金の合計額が変わるため、配当利回りが異なることになります。
また、配当金には権利落ち日と支払日がありますが、基本的に権利落ち日とすることが多いです。
しかし、支払日などを基準としているツールがあるとこれもまた、一年間の配当金の合計額が変わることにことになり、配当利回りが異なることになります。
このように配当利回りを調べるツールによって基準が違うことがあり、配当利回りが異なる可能性がある点は注意が必要な部分です。
配当利回りを調べるツールが更新されていない場合がある
二つ目としては配当利回りを調べるツールが更新されていない場合がある点が挙げられます。
理由としては株価や配当金がリアルタイムで表示されていないことなどがあります。
そのため、ツールによってはリアルタイムではなく、株価が古いもので計算されていたりします。
また、中には完全に更新が止まってしまっているものなどもあります。
そうなるとリアルタイムの配当利回りは閲覧できなかったりするため注意が必要です。
米国株の配当利回りを調べるツール3選
そんな中で上記のような注意点を踏まえて以下では米国株の配当利回りを閲覧できるランキングやツールを厳選して3選紹介します。
以下、詳しく紹介していきます。
moomoo証券
一つ目はmoomoo証券 です。
moomoo証券 は証券口座の開設など無しに、アプリをダウンロードするだけで無料でヒートマップや企業の財務分析、機関投資家の動向、各種リアルタイムランキングなど株式に関する様々なツールを使用できるサービスです。
以下 、moomoo証券の特徴を示したものです。
- 配当金や空売りなど各種ランキング機能
- ヒートマップやスクリーナーなどの便利ツール
- AIによる異常値検知やモニター
- ファンダメンタルやテクニカルなどの銘柄情報
- 機関投資家動向の集計
- リアルタイムの現地ニュースや企業情報
- 注文・建玉状況分析
特に各種リアルタイムランキングは米国株の配当利回りランキングも閲覧することが可能です。
また、moomoo証券 の米国株配当利回りランキングはただ利回りの高い順から米国株を一覧できるだけでなく、配当利回りや時価総額、株価、配当金額を自身で指定することで条件に合った米国株の配当利回りランキングも表示してくれます。
配当利回りランキングはよくあるものの、条件などを指定して米国株の配当利回りランキングを自由に表示してくれるツールはなかなか他に無いツールだと言えるでしょう。
米国株の配当利回りを調べたい、米国株の配当利回りランキングを閲覧したいというような方は自由に条件などを指定して米国株の配当利回りランキングなどを見ることができ、一覧的に米国株の配当利回りを閲覧可能なmoomoo証券 がおすすめです。
Googleファイナンス
二つ目はGoogleファイナンスを活用する方法です。
GoogleファイナンスはGoogleが無料で提供している株価やチャート、為替などをリアルタイムに閲覧できるツールです。
自身の気になる銘柄を調べることでその株価とともに配当を出している場合、配当利回りを閲覧することができます。
一方でデフォルトでは配当利回りランキングなどは提供していませんが、Googleスプレッドシートを活用することで自分自身で配当利回りランキングを作ることができます。
楽天証券
三つ目は楽天証券を使用する方法です。
楽天証券の口座を持っている方は米国株の取引部分で任意の銘柄を検索することで米国株の株価などとともに配当利回りを閲覧することができます。
ただし、楽天証券を活用する方法はログインが定期的に必要であることや証券口座をお持ちでない方は使えないといったところでやや難点部分かと思います。
とはいえ、米国株を取引している方では楽天証券を活用している方は多いでしょうし、よく取引する方であれば手軽に閲覧できる部分だと言えるでしょう。
一方で楽天証券の口座をお持ちでない方は配当利回りも閲覧できますし、米国株取引には使いやすい証券会社なのでこの機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。
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