【米国株情報】底堅いサブスク収益をあげるアドビとは?アドビの将来性や財務状況など解説

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本記事は米国株のなかでもアドビ(ADBE)に関する記事となっています。

本記事では以下のような疑問に答えます。

  • アドビとはどのような事業を行っている企業か?
  • アドビの将来性は?
  • 財務状況や取り扱っている証券会社は?
  • アドビの配当金は?

アドビ (ADBE)

アドビ(ADBE)は米国に拠点を置き、ソフトウェアサービスを提供する企業です。

主な収益源としてはCreative CloudDocument Cloudがあり、これらのサブスク収益が主な収益源となっています。

まず、Creative Cloudでは、動画編集やデザイン編集、高度な写真編集、工業用の図面、3Dアニメーション、ゲーム開発、ロゴやイラストの作成などの編集ソフトが設けられています。

主に企業や写真家、イラストレーターなど創作活動を行う人達向けのツールとなっています。

以前までは、Creative Cloudは、買い切り型でしたが現在では完全にサブスク型へと移行しています。

一方でDocument Cloudの方は、電子文章のPDF化、PDFの保存管理、編集、電子的署名サービス、PDFの暗号化などのサービスを提供するツールとなっています。

そもそもPDFという形式自体はアドビが開発したものとなっています。

また、PDF化のメリットとしては基本的には多くの機種に対応していて、企業のような膨大な電子文章を必要とする場合、容量を小さくすることができる点でメリットがあります。

基本的にはDocument Cloudは基本的にはサブスクサービスとなっていますが、その中でもPDFの閲覧に特化したAcrobat Readerは無料で使え、PDFの普及に貢献しています。

また、他にはAdobe experience Cloudを展開していて、企業などの顧客管理やデータ分析などのサービスを提供しています。

主な今までのAdobe experience Cloudの企業の活用事例としては、ソニー銀行花王エヌビディアなどといった企業が挙げられます。

直近では、デザイン制作の面などを強化するためか、デザイン制作ツールなどを展開するFigmaを買収することを発表しています。

その他にはイラストやデザインなどを展示し、クリエイターが作品を公開できるクリエイター向けのSNS、Behanceを運営し、ブロックチェーンの活用も行っています。

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競合企業

アドビの競合企業としては、まず、3Dモデルの設計図やデザイン、ソフトウェアの自動化、産業や建築、自動車製造における設計といったソフトウェアのサブスクサービスを提供するオートデスクが挙げられます。

また、買い切りが特徴的でゲーム開発や動画編集、ロゴ制作などに使用できるソフト、Affinityを提供するセリフ・ヨーロッパ

無料版も充実し、イラストやロゴの作成など初心者にも直感的で使いデザインプラットフォームを提供しているCanvaなどが挙げられます。

  • オートデスク
  • セリフ・ヨーロッパ
  • Canva

アドビの将来性

近年では無料の創作ツールや編集ツールなどが豊富となってきています。

そこで直近ではアドビのCreative Cloudはサブスクの値上げなどで、特に個人などは同じような機能でより安いものや買い切りのもので代用ができる場合、そちらの方に移行しようとしている動きもやや見られます。

とはいえ、本格的な創作や分担して作業を行ったりする場合などはやはりアドビが使われていることが多かったりとなおもアドビが優位な状態が続いています。

また、企業などもアドビのツールを使うことを指定したりとなかなか脱アドビとなることは難しいかと思われます。

しかしながら、今後アドビとほとんど専門的な機能も含め同様の機能が使え、より安価なサービスが出てきた場合、アドビの盤石さも揺らぐ可能性があるため、同じような制作ツールが普及し始めた際は注意する必要があるかと思われます。

一方で、アドビが運営するBehanceではイーサリアムやポリゴンなどのブロックチェーンの活用を進めていますが、ブロックチェーンは改ざんが非常に難しく、クリエイターの作品の保護に適しています

そのため、多くのクリエイターが使用する製品の多いアドビが今後もブロックチェーンの積極的な活用を進めていく可能性は高いかと思います。

財務状況

以下はアドビの財務状況などを示したものとなっています。

営業利益

上記のグラフは、アドビの年毎の営業利益を表したグラフとなっています。

営業利益とはそもそも本業でどれくらいの利益を得ているのかという指標でブレが少なく、安定的に増加しているほど評価される指標です。

アドビの場合は、右肩上がりの増加ですが2020年、2021年は特に大きな増加を見せていますが、これはコロナ禍における電子書面の増加やインターネットでの取引などの増加などが影響しているのではないかと思われます。

EPS (1株あたりの利益)

上記のグラフは、EPS(1株あたりの利益)を示したグラフです。

この指標は、企業の収益力を示した値でこの指標も右肩上がりになっているかが注目点となります。

アドビの場合、基本的には上昇しているのがみて取れます。

営業利益率

上記のグラフは、営業利益率を示したグラフです。

この指標はどれほど儲かるビジネスをやっているのかという指標になりますが、基本的には10%〜15%以上が優良と呼ばれる企業の水準です。

アドビの場合は、ITやソフトウェアに関する分野ということもあってか非常に営業利益率が高く基本的に30%以上の水準が続いています。

自己資本比率

上記の数値を表したグラフは、自己資本比率を示したグラフになります。

この指標は、どれくらいが会社自体のお金であるかを示しており、主に企業の安定性を示す指標として使われます。

目安としてはおおよそ30%以上が理想的だとされていますがその点アドビは2021年にはやや現称しましたが、基本的に数年は40%〜50%を超えていて十分な値だと言えそうです。

営業活動によるCF

上記の棒グラフは営業によるCFを表しています。

この営業活動によるCFは、企業における手元現金の推移を示しています。

この指標が増加傾向にあれば手元の現金が増えているということになりますが、アドビは特にコロナ禍において増加していることが見て取れます。

事業別収益

収益 (百万$)20222021
Creative Cloud51534697
Document Cloud1157949
Digital Experience21521872
出版、広告186222
合計86487740

上記はそれぞれ6月までの6ヶ月間の事業別の収益を示したものとなっています。

Digital Experience部門では、Adobe experience cloudなどの収益が含まれています。

出版、広告では収益が減少しましたが、メインの事業は全て増収となっており、全体としても増収という結果となっています。

配当金推移

2005年までは配当金を出していましたが、現時点では配当金をやめており、アドビは直近の10年では配当金を出していません。

現時点では配当を出して還元するよりも事業に資金をあてていくつもりではないかと思われます。

コメント・考察

財務の面に関してはアドビの主な収益源が基本的に安定的な利益を得られやすいサブスク型のサービスであるためか、現時点では非常に優秀な財務状況にあるかと思われます。

一方でCreative Cloudでは買い切りであったものを月額や年額のサブスクに移行したため一部、特に個人などで使用する方達からは「負担が大きい」、「Adobe税」だとも揶揄されています。

確かに使う頻度やどのような意図で使用するのかによっては特に個人には負担は大きいように思われますが、アドビにとっては現在の盤石な収益や財務状況に大きく貢献していると言えそうです。

また、今後もソフトウェアでは様々なコンテンツや媒体などが作られていくと思われますが、その時にもアドビが現在の盤石な財務を活かしつつ、どのようにうまく制作ツールとして絡んでいけるのかが今後の成長の鍵となるかと思われます。

取り扱っている証券会社

以下は米国株を取り扱っている主な日本の証券会社のなかでアドビの取り扱いの有無を示したものとなっています。

基本的には全ての証券会社で取り扱っていることが分かります。

証券会社楽天sbiマネックスDMM松井Pay Pay大和野村
取り扱い有無

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コメント

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