【米国株情報】ドラフトキングス(DKNG)とは?将来性や配当金など解説

今回は米国株の中でもドラフトキングス(DKNG)に関するものとなっています。(https://www.draftkings.com/about/)

本記事はこのような疑問に答えます。

  • ドラフトキングスとはどのような企業か?
  • ドラフトキングスの将来性は?
  • 取り扱っている証券会社や財務状況は?
  • ドラフトキングスの配当金は?

ドラフトキングス(DKNG)とは?

ドラフトキングス(DLNG)デジタルスポーツエンターテインメントやデジタルゲームを展開している企業です。

主に3つの事業を展開しており、オンラインゲーム製品事業やその他消費者製品事業、ゲームソフトウェアサービスを展開しています。

まず、オンラインゲーム製品事業では実際に開催されているスポーツイベントに対してリアルマネーを賭けることができるスポーツ賭博やブラックジャック、ルーレット、バカラ、スロットマシンなどオンラインのカジノであるiGaming

ユーザーが自分だけの理想のスポーツチームを作成して実際にお金を賭けて戦うゲームであるデイリーファンタジースポーツを展開しています。

次にその他消費者製品事業ではスポーツやエンターテインメントに関するNFTの購入や取引ができるドラフトキングスマーケットプレイスや実店舗でスポーツに賭けることができる小売スポーツブックなどを展開しています。

そしてゲームソフトウェアサービスでは主にヨーロッパと米国でゲーム事業者や政府が運営するスポーツ賭博やカジノゲームのソフトウェア設計、開発などを提供しています。

 ちなみにほとんどの収益はオンラインゲーム製品事業から生み出されています。

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競合企業

ドラフトキングスの競合企業としてはファンタジースポーツといったオンラインゲームなどを展開しているファンデュエルやカジノ事業などを行っているシーザーズ・エンターテイメントがあります。

また、オンラインギャンブルサイトなどを運営しているフラッター・エンターテインメントやオンラインカジノ、およびオンラインゲームなどを展開しているスターズグループなどが挙げられます。

  • ファンデュエル
  • シーザーズ・エンターテインメント
  • フラッター・エンターテインメント
  • スターズグループ

ドラフトキングスの将来性

ドラフトキングスの将来性としては不透明な部分があると言えるでしょう。

まず、一つ目の理由としては顧客獲得コストやマーケティング費用の高さが挙げられます

ドラフトキングスが参入するスポーツ賭博やオンラインカジノといった市場は競争が激しい上にそのサービスのみでは差別化しにくい部分があります。

そのため、競合との差別化を行うためにドラフトキングスはNFLやNBA、MLBなどの有名スポーツチームとのパートナーシップ契約を行ったり、顧客への様々なリワードサービスなどを行い、ブランドや顧客への満足度といった部分での差別化を図っています。

しかし、このようなパートナーシップやリワードサービスには膨大なマーケティング費用がかかり、利益を圧迫する可能性が高くなります。

加えて、顧客へのリワードサービスという点ではポイントや特典だけでなく、戻し額自体も高く通常のラスベガスなどのカジノが戻し額が90%程度なのに対してドラフトキングスの戻し額は約95%になっており、収益性は低下します。

よってこれらの顧客獲得コストやマーケティング費用の高さは収益を圧迫し、利益を上げづらい点で懸念点だと言えるでしょう。

もう一つの理由としては季節性の高さが挙げられます。

ドラフトキングスの展開するスポーツ賭博はプロスポーツのシーズンによって需要が大きく変化し、オフシーズンや予期せぬ中心、延期などで収益が大きく落ち込みます

また、戻し額は基本的に調整はされていたとしても、確率的な部分があるのは否めず、ジャックポットなど一時的な大当たりがあり、顧客に大きな配当があれば一時的に収益は圧迫されます。

このようにドラフトキングスの収益は季節性が高く、安定しにくい点で懸念点だと言えるでしょう。

これらの点を鑑みるとドラフトキングスの将来性としては不透明な部分があるかと思われます。

ドラフトキングスの今後に対する期待度

以下はドラフトキングスの今後に対する期待度を示したものです。

ちなみに期待度は高い順に5から1となっています。

ご自身が思うドラフトキングスの今後に対する期待度にぜひ投票してみてください。

ドラフト・キングスの今後に対する期待度

財務状況

以下はドラフトキングスの財務状況などを示したものです。

営業利益

上記はドラフトキングスの営業利益を示したものです。

営業利益は基本的に企業が本業で得た利益を示したものです。

ドラフトキングスの場合、全体としてマイナスで推移していることが見て取れます。

EPS

上記はドラフトキングスのEPSを示したものです。

EPSは基本的に右肩上がりとなっているかが主な指標とされるものです。

ドラフトキングスの場合、右肩上がりとはなっていません。

営業利益率

上記はドラフトキングスの営業利益率を示したものです。

営業利益率は基本的に10%〜15%以上が優良な企業の水準とされています。

ドラフトキングスの場合、大きくマイナスで推移していることが見て取れます。

自己資本比率

上記はドラフトキングスの自己資本比率を示したものです。

自己資本比率は基本的に企業の安定性を示すもので30%以上が目安とされています。

ドラフトキングスの場合、2020年にはプラスに転換し、30%以上はキープしていることが見て取れます。

営業活動によるCF

上記はドラフトキングスの営業活動によるCFを示したものです。

営業活動によるCFは基本的に企業の手元現金の推移を示したものです。

ドラフトキングスの場合、マイナスが拡大していることが見て取れます。

配当金

現時点でドラフトキングスは配当金を出していません。

現状、ドラフトキングスが配当金を出すのはまだ先となりそうです。

コメント・考察

ドラフトキングスはオンラインカジノやスポーツなどオンラインのイメージが強いため、実生活上からの影響は少ないように思われがちです。

しかし、コロナ禍ではスポーツの試合などが中止したり、延期になったことで実際のスポーツに賭けるスポーツ賭博などの収益には悪影響を受けました。

この点で完全にオンラインで完結されていない部分でのデメリット部分が出た形となったと言えるでしょう。

また、ドラフトキングスの展開するオンラインカジノなどの賭博事業は社会的な風当たりや批判が大きい上に規制が厳しく、規制に大きな影響を受けやす業態です。

例えば、米国では州ごとに賭博に関して法律や税制が異なり、オンラインであるにも関わらず合法化された州でしか展開できないという地理的な制約があります。

また、合法化された州でもその州ごとにライセンス料や申込手数料、各州への税の対応など多くの費用がかかります。

このようにドラフトキングスの参入する事業は規制に大きな影響を受けやすく、今後の規制の変更でも大きく影響を受けるため、不透明な部分が大きい業態だと言えるでしょう。

ドラフトキングスはどこで買える?

以下は米国株を取り扱っている主な日本の証券会社の中でドラフトキングスの取り扱い有無を示したものです。

証券会社取扱有無
楽天
SBI
マネックス
DMM
松井
DMM
大和
野村

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