【米国株情報】ステランティス(STLA)とは?将来性や配当金など解説

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今回は米国株の中でもステランティス(STLA)に関するものとなっています。(https://www.stellantis.com/en)

本記事はこのような疑問に答えます。

  • ステランティスとはどのような企業か?
  • ステランティスの将来性は?
  • 取り扱っている証券会社や財務状況は?
  • ステランティスの配当金は?

ステランティス(STLA)とは?

ステランティスは、ファイアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)とフランスを拠点としていたグループPSAとの統合によって誕生した自動車製造会社です。

主な自動車ブランドとしてはイタリアの高級スポーツカーを製造するブランドであるマセラティブランドやプレミアムビークルブランドのアルファロメオ、ランチア、DSオートモービルズ

また、SUVブランドのジープやアメリカのマッスルカー及びピックアップトラックブランドであるダッジ、ラム、アメリカの大衆車向けブランドのクライスラー

加えてヨーロッパブランドであるアバルトやシトロエン、フィアット、オペル、プジョー、ボクスホールといったブランドを主に展開しています。

一方で電気自動車の開発も進めており、EV用の基盤技術で様々なサイズや形状の車種に対応できるように部品や構造を組み替えられ、サイズや距離に応じた4つのモジューラー車両プラットフォームを開発しています。

また、水素燃料技術の開発や直近では人工知能や自動運転ソフトウェアを開発しているaiMotiveを買収し自動運転技術の開発も行っています。

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競合企業

ステランティスの競合企業としてはピックアップトラックやSUVなどの自動車を展開しているフォードやドイツの自動車メーカーであるBMWがあります。

また、シボレーやキャデラックといったブランドを保有しているゼネラル・モーターズやランボルギーニなどのブランドを持つフォルクスワーゲンなどがあります。

  • フォード
  • BMW
  • ゼネラル・モーターズ
  • フォルクスワーゲン

ステランティスの将来性

ステランティスの将来性としては期待できる部分はあると言えるのではないでしょうか。

まず、一つ目の理由としては付加価値の高いブランドを多く保有している点が挙げられます。

ステランティスは14のブランドを傘下に持ち、その多くが歴史あるブランドや人気の高いブランドとなっています。

例えば、ステランティスのブランドの1つであるジープは最も有名なオフロード四輪駆動車ブランドであり、コンパスやレネゲードといった比較的コンパクトなサイズからラグジュアリーなグランドチェロキーなど多様な用途に対応した車両を展開。

伝統的なジープのラングラーなども展開して、電動化を進めていたりと様々なニーズや用途に対応しながらブランド価値を維持しており、人気の高いブランドとなっています。

また、イタリアのブランドでスポーツ性が高く、富裕層向けのアルファロメオも展開するなど歴史あるブランドや人気の高いブランドを多く展開し、付加価値の高い製品を多く展開しており、競合との差別化がしやすい点で期待の持てる点だと言えるでしょう。

もう一つの理由としてはプラットフォーム式に電動化を進めている点が挙げられます。

例えば、ステランティスは電動化においてモジュール式にプラットフォームを航続距離やサイズによって4つに統合して開発を進めています。

電動車両用のプラットフォームを4つに統合することで車種ごとにプラットフォームを開発するよりも製造コストや開発コストの削減につながるうえに、市場のニーズや変化にも対応しやすくなります

内燃機関車と比較して現状コストがかさみやすいEVにおいてこのプラットフォーム式による電動化はコスト面などにおいて期待の持てる部分だと言えるでしょう。

これらの点を鑑みるとステランティスの将来性としては期待の持てる部分はあるかと思われます。

ステランティスの今後に対する期待度

以下はステランティスの今後に対する期待度を示したものです。

ちなみに期待度は高い順に5から1となっています。

ご自身が思うステランティスの今後に対する期待度にぜひ投票してみてください。

ステランティスの今後に対する期待度

財務状況

以下はステランティスの財務状況などを示したものです。

営業利益

上記はステランティスの営業利益を示したものです。

営業利益は基本的に企業が本業で得た利益を示したものです。

ステランティスの場合、2020年以降上昇傾向にあることが見て取れます。

EPS

上記はステランティスのEPSを示したものです。

EPSは基本的に右肩上がりとなっているかが主な指標とされるものです。

ステランティスの場合、2020年を除くと全体として右肩上がりとなっていることが見て取れます。

営業利益率

上記はステランティスの営業利益率を示したものです。

営業利益率は基本的に10%〜15%以上が優良な企業の水準とされています。

ステランティスの場合、2021年以降は10%を上回っていることが見て取れます。

自己資本比率

上記はステランティスの自己資本比率を示したものです。

自己資本比率は基本的に企業の安定性を示すもので30%以上が目安とされています。

ステランティスの場合、2020年以降改善傾向にあることが見て取れます。

営業活動によるCF

上記はステランティスの営業活動によるCFを示したものです。

営業活動によるCFは基本的に企業の手元現金の推移を示したものです。

ステランティスの場合、2021年に大きく上昇していることが見て取れます。

配当性向

上記はステランティスの配当性向を示したものです。

ステランティスの場合、2022年では大きく上昇していることが見て取れます。

配当金

以下はステランティスの直近の年間の配当金推移を示したものです。

西暦配当金
20221.04€
20210.32€
参照:Stellantis NV Distribution Information

コメント・考察

ステランティスはジープやアルファロメオといった人気が高く、愛好家なども多い競合と差別化がしやすいブランドを保持しながら電動化にも取り組んでいます。

実際にジープでは初のEV車となるジープ・アベンジャーの展開を始めています。

また、今後もEV化を加速させていく方向で進めており、ステランティスの全14ブランドでの電気自動車の導入、2030年までには低排出車の販売割合をヨーロッパで7割、米国で4割以上とする方向で進められています。

加えて、今後電動化がますます進んでいく可能性が高い中で4つの電動化プラットフォームに統合して、低コスト化を行いながら、そのうち2つのプラットフォームでは航続距離800kmを想定するなど高いEV性能技術も開発しています。

この点で低コストかつ高性能な電動化技術を開発し、取り入れつつも現状のブランド価値やイメージを壊さず、維持しながら進めていく姿勢は今後において期待の持てる部分だと言えるのではないでしょうか。

ステランティスはどこで買える?

以下は米国株を取り扱っている主な日本の証券会社のなかでステランティスの取り扱い有無を示したものです。

証券会社取扱有無
楽天
SBI
マネックス
DMM
PayPay
松井
野村
大和

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