【米国株情報】マルケタ(MQ)とは?マルケタの将来性や財務状況など解説

【当サイト限定キャンペーン】
11/5~11/30迄期間限定! COZUCHI無料登録でアマギフ2000円もらえる!

本記事は米国株の中でもマルケタ(MQ)に関する内容となっています。(https://www.marqeta.com)

本記事はこのような疑問に答えます

  • マルケタとはどのような事業を行なっているのか?
  • マルケタの将来性は?
  • 財務状況や取り扱っている証券会社は?
  • マルケタの配当金は?

マルケタとは?

マルケタは、最新のカード発行とトランザクションの処理のためのクラウド型で単一のAPIプラットフォームを展開している企業です。

マルケタのプラットフォームの利点としては、従来型では開発者にとって複雑化していたカード発行を単一にし、開発者がアクセスしやすくなった点などで利点があります。

下記はマルケタを活用した決済エコシステムを示したものです。

出典:Marqeta,Inc Annual Report

大口顧客としてはCashAppなどを展開するブロックがあり、他にも顧客として後払いサービスなどを展開するAffirmや食料品の配達を行うインスタカート、フードデリバリーなどを行うドアダッシュなどがあります。

また、このマルケタのプラットフォームには主に3つの機能がありMarqeta発行Marqeta処理Marqetaアプリケーションに分かれています。

まず、Marqeta発行では物理、仮想の両方とトークン化された決済カードの発行を行い、現状2021年の12月時点では約4億9300万枚のカードを発行しています。

また、トークン化されたカードではGooglePayやApplePayなどへの提供を行なっています。

一方でMaruqeta処理ではPINやアドレス検証、3Dセキュアなど様々な方法によるカードユーザーの認証などトランザクションの処理を提供しています。

そしてMaruqetaアプリケーションでは開発者がカードやプログラムをカスタマイズ、テスト、発行できるツールなどを展開しています。

主な収益源はプラットフォームを介した手数料からとなっています。

a

競合企業

マルケタの競合企業としては、金融機関向けに金融技術サービスを展開するファイサーブやトラック輸送など商用決済ソリューションに焦点を当てたComdataなどを傘下におくFleetcorがあります。

また、単一のプラットフォームで決済ソリューションを展開するストライプやオランダに拠点を置き、決済ソリューションを展開しているAdyenなどが挙げられます。

  • ファイサーブ
  • Fleetcor
  • ストライプ
  • Adyen

マルケタの将来性

マルケタの将来性としてはやや不安定な側面があるかと思われます。

理由としては、まずマルケタが少数の顧客に収益を依存しすぎている点です。

例えば、2021年時点でのマルケタの純収益の69%ブロックが占めていました。

こうなると仮にブロックが何らかの形で取引をやめたり、ブロックの経営状態が悪化したりすると大きな影響を受ける可能性が高く、一つの顧客にこれだけ収益を依存している状態はかなりリスクが高いと言えるでしょう。

また、もう一つの理由としてはカードネットワークの手数料です。

マルケタは、VISAやマスターカード、Pulseなどのカードネットワークとの契約を結んでおり、カードネットワークを経由した場合、トランザクション量に応じてマルケタは手数料を支払う必要があります。

このカードネットワークの手数料の収益費用は2021年には約2億4000万ドルでマルケタの2021年の5億1000万ドル純収益のおおよそ半分と大きな負担となっています。

とはいえ、VISAやマスターカードなどの決済は現状決済における重要な地位を占めているため、カードネットワークの費用を払わないことはほぼ不可能と言って良いでしょうから今後も重くのしかかってくることが考えられるでしょう。

また、カードネットワークの費用は変動が大きく予想以上に費用が膨れ上がる可能性もある点で資金繰りへの影響も大きい点で懸念があります。

これらの点を踏まえるとマルケタの今後としては不透明感が否めないかと思われます。

財務状況

以下はマルケタの財務状況などを示したものとなっています。

営業利益

上記はマルケタの営業利益を示したものとなっています。

営業利益は基本的に企業が本業で得た利益を示すものです。

マルケタの場合、全体としてマイナスであり、特に2021年では大きくマイナスが拡大していることが分かります。

EPS

上記はマルケタのEPSを示したものです。

EPSは基本的に右肩上がりとなっているかが主な指標となります。

マルケタの場合、マイナスの値が拡大していることが見て取れます。

営業利益率

上記はマルケタの営業利益率を示したものです。

営業利益率は基本的に10%〜15%以上が優良な企業の水準とされています。

マルケタの場合、全体としてマイナスの推移をしていることが見て取れます。

自己資本比率

上記はマルケタの自己資本比率を示したものです。

自己資本比率を基本的に企業の安定性を示すもので、30%以上がおおよその目安とされています。

マルケタの場合、全体として右肩上がりにありかつ30%を大きく超えていることが見て取れます。

営業活動によるCF

上記はマルケタの営業活動によるCFを示したものです。

営業活動によるCFは基本的に企業の手元現金の推移を示すものです。

マルケタの場合、全体として増加傾向にあることが見て取れます。

事業別収益

以下はマルケタの事業別の収益を示したものです。

収益の大半はプラットフォームサービスからの収益であることが見て取れます。

純収益(千$)20212020
プラットフォームサービス502296283305
その他サービス148796987
合計517175290292
参照:Marqeta,Inc Annual Report

配当金

マルケタは現在、配当金を出していません。

配当金を出すのはまだ先となりそうです。

コメント・考察

マルケタのプラットフォームの利点としては従来のものよりも消費者がどうかというよりも開発者にとって扱いやすい点が最大の利点の一つだと思います。

しかしながら、マルケタは結局のところいくら収益を上げたとしてもそれがVISAやマスターカードなどのカードネットワーク経由だとするとマルケタは収益をむしり取られることになります。

この点が営業利益がなかなかプラスへと転換しない一つの大きな要因と言えるでしょう。

かといってカードネットワークが使用できなかったりするとマルケタのプラットフォームの利便性が大きく落ちるでしょうし、カードネットワークの手数料を下げようと交渉すると対抗して競合を優遇する可能性もあります。

そのため、現状VISAやマスターカードなどが影響力を持つカードネットワーク経由以外の方法が広まらない限りマルケタが大きく利益を上げるのは難しいのではないでしょうか。

取り扱っている証券会社

以下は米国株を取り扱っている主な日本の証券会社の中でマルケタの取り扱いの有無を示したものです。

証券会社楽天sbiマネックスPayPay松井DMM野村大和
取扱有無

---

コメント

【当サイト限定キャンペーン】

11/5~11/30迄期間限定! COZUCHI無料登録でアマギフ2000円もらえる!
タイトルとURLをコピーしました