【米国株情報】アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)とは?将来性や配当金など解説

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今回は米国株の中でもアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)に関するものとなっています。(https://www.amd.com/en.html)

本記事はこのような疑問に答えます。

  • アドバンスト・マイクロ・デバイセズとはどのような企業か?
  • アドバンスト・マイクロ・デバイセズの将来性は?
  • 取り扱っている証券会社や財務状況は?
  • アドバンスト・マイクロ・デバイセズの配当金は?

アドバンスト・マイクロ・デバイセズとは?

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は、半導体を展開している企業です。

主に4つの事業を展開しており、データセンターやクライアント、ゲーミング、組み込みセグメントで構成されています。

まず、データセンターセグメントではサーバーCPUやGPU、DPU、FPGA、アダプティブSoCを展開しています。

主な製品としてはサーバーCPUではAMDEPYCシリーズプロセッサーGPUではAMDInstinctファミリーのGPUアクセラレータ製品DPUではAMDPensandoDPU

FPGAとアダプティブSoCではVirtexとKintexFPGA製品zynqやzynqMPSoCVersal適応SoC製品、Alveoアクセラレータを展開しています。

次にクライアントセグメントではデスクトップCPUやノートブックCPU、商用CPU、チップセットを展開しています。

主な製品としてはデスクトップCPUではAMDRyzenとAthlonシリーズプロセッサーノートブックCPUではRyzen及びAthlonモバイルプロセッサー商用CPUではAMDPROモバイル及びAMDPROデスクトップチップセットではX670チップセットなどを展開しています。

また、ゲーミングセグメントではセミカスタム製品やディスクリートデスクトップ及びノートブックGPU、プロフェッショナルGPUを展開しています。

セミカスタム製品では顧客固有のソリューションを提供ディスクリートデスクトップ及びノートブックGPUではRadeonシリーズディスクリートGPUプロフェッショナルGPUではAMDRadeonPROファミリーのプロフェッショナルグラフィックス製品を展開しています。

そして、組み込みセグメントでは自動車や航空宇宙など産業向けの組み込みCPUやGPU、APU、FPGA、アダプティブSoC製品を展開しています。

組み込みCPU、GPU、APUではAMDEmbeddedEPYCCPU、AMDEmbeddedRyzenVシリーズやRシリーズAPU、CPU、SoCなどを提供、FPGAやアダプティブSoCではUltraScale +やZynqSoCとUltraScale +マルチプロセッシングシステムオンチップなどを展開しています。

その他にもデザインプラットフォームやソフトウェアプラットフォームなども展開しています。

また、直近ではFPGAなどを展開していたザイリンクスや高性能なDPUなどを展開していたPensandoSystemsなどを買収しています。

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競合企業

アドバンスト・マイクロ・デバイセズの競合企業としてはパソコンやサーバーなど様々な製品向けのプロセッサーの製造などを行っているインテルやGPUを開発しているエヌビディアがあります。

また、ネットワーキングやワイヤレス通信など向けの半導体製品を提供しているブロードコムやFPGAやCPLDなどを開発しているラティスセミコンダクターなどが挙げられます。

  • インテル
  • エヌビディア
  • ブロードコム
  • ラティスセミコンダクター

アドバンスト・マイクロ・デバイセズの将来性

アドバンスト・マイクロ・デバイセズの将来性としては期待できる部分はあると言えるのではないでしょうか。

まず、一つ目の理由としては、AIの興隆によってGPUの需要が増える可能性が高い点が挙げられます。

AIのディープラーニングや機械学習では大量の計算処理が必要であり、従来では基本的に全体的な統括を行うCPUではなく、主に大量計算に特化したGPUによって処理が行われます。

どちらかと言うとGPUよりもCPUで知られているAMDですが、AIのトレーニング向けのAMDInstictファミリーGPUアクセラレータといったデータセンター向けのGPUなども提供しており、AIの興隆により全体的なGPUの需要が高まることでAMDのGPUの需要も高まることが期待できます。

もう一つの理由としてはマイクロソフトとのAI向けCPUの研究開発協力が進んでいる点が挙げられます。

正直なところAIで特に必要なGPU分野では競合のエヌビディアが圧倒的なシェアを築いている部分があります。

しかし、AI開発が進む中でGPUの獲得合戦が熾烈となり、エヌビディアのGPUの価格が高騰しつつあるため、特に大企業のIT企業はコスト削減のために自社でのAI向けチップの開発を急いでいます。

中でもChatGptのOpeanAIと協力してAI開発を行うマイクロソフトは、AIに特化したCPUを開発することでGPUへの依存度を下げようとしており、AMDと協力して開発を進めています。

このようなGPUの価格が高騰することでGPUへの依存度を下げようとするAI特化のCPUの開発が進むことはどちらというとGPUより、CPUを主戦場とするAMDにとってはプラスの流れだと言えるのではないでしょうか。

これらの点を鑑みるとアドバンスト・マイクロ・デバイセズの将来性としては期待できる部分はあると言えるでしょう。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズの今後に対する期待度

以下はアドバンスト・マイクロ・デバイセズの今後に対する期待度を示したものです。

ちなみに期待度は高い順に5から1となっています。

ご自身が思うアドバンスト・マイクロ・デバイセズの今後に対する期待度にぜひ投票してみてください。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズの今後に対する期待度

財務状況

以下はアドバンスト・マイクロ・デバイセズの財務状況などを示したものです。

営業利益

上記はアドバンスト・マイクロ・デバイセズの営業利益を示したものです。

営業利益は基本的に企業が本業で得た利益を示したものです。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズの場合、2021年は大きく上昇するものの、2022年は大きく減少していることがみて取れます。

EPS

上記はアドバンスト・マイクロ・デバイセズのEPSを示したものです。

EPSは基本的に右肩上がりとなっているかが主な指標とされるものです。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズの場合、全体として右肩上がりとなっていることが見て取れます。

営業利益率

上記はアドバンスト・マイクロ・デバイセズの営業利益率を示したものです。

営業利益率は基本的に10%〜15%以上が優良な企業の水準とされています。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズの場合、2021年は大きく15%を超えたものの、2022年には再び一桁台に戻ってしまっていることが見て取れます。

自己資本比率

上記はアドバンスト・マイクロ・デバイセズの自己資本比率を示したものです。

自己資本比率は基本的に企業の安定性を示すもので30%以上がおおよその目安とされています。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズの場合、全体として30%を大きく上回っていることが見て取れます。

営業活動によるCF

上記はアドバンスト・マイクロ・デバイセズの営業活動によるCFを示したものです。

営業活動によるCFは基本的に企業の手元現金の推移を示したものです。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズの場合、大きく上昇傾向にあることが見て取れます。

事業別収益

以下はアドバンスト・マイクロ・デバイセズの事業別の収益を示したものです。

ちなみに組み込み市場の2022年の大幅な収益の増加は主にザイリンクスの買収からとなっています。

収益(百万$)20222021
データセンター60433694
クライアント62016887
ゲーム68055607
埋め込み4552246
合計2360116434
参照:Advanced Micro Devices Annual Report

配当金

現状、アドバンスト・マイクロ・デバイセズは配当金を出していません。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズが配当金を出すのはまだ先となりそうです。

コメント・考察

アドバンスト・マイクロ・デバイセズはインテルと並んでゲーミングやパソコンといった消費者向けのCPUで有名ですが、巣篭もり需要の反動からか直近のパソコン市場の落ち込みの影響を受けている部分が見られます。

実際にデスクトップやノートパソコン向けのCPUを提供しているクライアントセグメントは、2021年と比較して2022年は収益が減少しており、セグメント別では唯一の収益減少となっています。

その点で自動車や宇宙航空、ネットワーキングなどの様々な産業用途で使用できるFPGAの設計、開発を提供するザイリンクスの買収は、AMDの高いパソコン市場での依存度を下げられる点でプラスだと言えるのではないでしょうか。

また、2022年12月時点でゲーミング市場向けの顧客1社に収益の16%を依存しており、この1社への収益依存も買収による収益市場の分散によって依存度を低下させることが期待できるのではないかと思われます。

一方で今後としてはパソコン市場などでは従来通り、インテルとCPUを競い合いつつ、AI分野ではGPUも提供しながら、マイクロソフトなどと共同でGPU依存度を下げるAI特化のCPUを開発してエヌビディアに攻勢を仕掛けるといったところなのではないでしょうか。

取り扱っている証券会社

以下は米国株取り扱っている主な日本の証券会社の中でアドバンスト・マイクロ・デバイセズの取扱有無を示したものです。

証券会社取扱有無
楽天
SBI
マネックス
DMM
PayPay
松井
野村
大和

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コメント

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