【米国株情報】マレン・オートモーティブとは?将来性や財務状況など解説

今回は米国株の中でもマレン・オートモーティブ(MULN)に関する内容となっています。(https://www.mullenusa.com)

本記事はこのような疑問に答えます

  • マレン・オートモーティブとは?
  • マレン・オートモーティブの将来性は?
  • 取り扱っている証券会社や財務状況は?
  • マレン・オートモーティブの配当金は?

マレン・オートモーティブとは?

マレン・オートモーティブ南カリフォルニアに拠点を置き、電気自動車や商用車を開発している企業です。

主な電気自動車の製品ラインナップとしてはマレンファイブマレンクラス1マレンクラス3があります。

まず、マレンファイブ2024年に生産を開始する予定であり、中型高級SUV市場に参入する予定である電気自動車です。

また、マレンクラス1バン型の電気商用車マレンクラス3電気商用トラックとなっています

加えて、2022年にEV車の展開や技術を扱うボリンジャーモーターズ買収しています。

ボリンジャーモーターズは全電動の4輪駆動のSUV、ボリンジャーB1や電動ピックアップトラックのボリンジャーB2、電動のトラックボリンジャーB4などを展開しています。

加えて、2022年には電気自動車会社のELMS資産の買収を行なっており、ELMSのインディアナ州ミシャワカにある製造工場を取得、マレンファイブとボリンジャーB1、B2の生産予定となっています。

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競合企業

マレン・オートモーティブの競合企業としては、電気自動車やパワーウォールなどのバッテリー、充電インフラの構築などを行なっているテスラやトラック、ワゴン車などの商用電気自動車の開発を行うアライバルがあります。

また、FFゼロ1など電気自動車の開発に焦点を当てているファラデー・フューチャーやEV生産の拡大を目指しているゼネラル・モーターズなどがあります。

  • テスラ
  • アライバル
  • ファラデー・フューチャー
  • ゼネラル・モーターズ

マレン・オートモーティブの将来性

マレン・オートモーティブの将来性としては不安定な部分があると言えるのではないでしょうか。

理由としてはまず一つに現時点で収益が無い点が挙げられます。

現状、マレン・オートモーティブの電気自動車は開発研究段階で大量生産、販売を行なっていません。

そのため、実際にすでに電気自動車を販売しているような競合企業と比べて、本当に今後大量生産を行える能力があるのかは未知数ですし、現状顧客基盤も無いと言って差し支えないでしょう。

また、販売経験がないとすると仮に生産ができたとしても、本当に顧客のニーズに満たせる製品となるのかも疑問が残ります。

この点でマレン・オートモーティブに大量生産の経験がなく、収益が無い点は大きな不安定要素と言えるでしょう。

二つ目の理由としては競合の多い業界である点です。

例えば、既存のガソリン車の販売から電気自動車に切り替え始めている企業からテスラのようなもうすでに電気自動車の生産販売を行なっている企業、その他にもマレン・オートモーティブのように電気自動車の開発を進めている企業が多くあります。

また、今後も電気自動車市場に参入してくる企業はますます増加してくることが予測できるでしょう。

そのような競合の多い市場の中で大量生産の経験が無いマレン・オートモーティブが競争力のある製品やブランドを確立できるかは不確定と言えるでしょう。

このような点を踏まえるとマレン・オートモーティブの将来性としては不透明な部分が多いと言えるでしょう。

マレン・オートモーティブの今後に対する期待度アンケート

下記はマレン・オートモーティブに対する今後の期待度アンケートとなっています。

期待度の高い順に5から1となっています。

ご自身が思うマレン・オートモーティブに対する今後の期待度をぜひ投票してみてください。

マレン・オートモーティブに対する今後への期待度

財務状況

以下はマレン・オートモーティブの財務状況などを示したものとなっています。

営業利益

上記はマレン・オートモーティブの営業利益を示したものです。

営業利益は基本的に本業で得た利益を示したものです。

マレン・オートモーティブの場合、マイナスが拡大していることが見て取れます。

EPS

上記はマレン・オートモーティブのEPSを示したものです。

EPSは基本的に右肩上がりとなっているかが主な指標とされるものです。

マレン・オートモーティブの場合、全体としてマイナスで推移していることが見て取れます。

営業利益率

現時点でマレン・オートモーティブには収益がありません。

そのため、営業利益率は出せない状態となっています。

自己資本比率

上記はマレン・オートモーティブの自己資本比率を示したものです。

自己資本比率は基本的に企業の安定性を示すもので、30%以上がおおよその目安とされています。

マレン・オートモーティブの場合、2022年にはマイナスから転換しましたが、以前として30%は下回っていることが見て取れます。

営業活動によるCF

上記はマレン・オートモーティブの営業活動によるCFを示したものです。

営業活動によるCFは基本的に企業の手元現金の推移を示したものです。

マレン・オートモーティブの場合、マイナスが拡大していることが見て取れます。

配当金

マレン・オートモーティブは現時点で配当金を出していません。

マレン・オートモーティブが配当金を出すのはまだ先となりそうです。

コメント・考察

マレン・オートモーティブは現状収益が無い点で資金調達を株式や社債から行なっている部分があります。

しかし、現在マレン・オートモーティブの株式は1ドルを下回っており、今後下回り続ければナスダックの上場要件を満たせずに上場廃止となる可能性が考えられます。

そのなると現状収益の無いマレン・オートモーティブの資金調達の手段がさらに狭まることで資金繰りがさらに悪化する可能性があると言えるでしょう。

加えて、営業活動によるCFのマイナスが拡大していることからも分かる通り、直近の買収などで出ていく現金の量は増加しています。

このような状況下の中でそもそも電気自動車市場での競合との競争以前に資金繰りの悪化により立ち行かなくなる可能性の方が高いかと思われます。

取り扱っている証券会社

以下は米国株を取り扱っている主な証券会社の中でマレン・オートモーティブの取り扱いの有無を示したものです。

証券会社取扱有無
楽天
SBI
マネックス
松井
DMM
PayPay
野村
大和

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