【米国株情報】連続増配だが今後は厳しい?ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)とは?将来性や財務状況など解説

【当サイト限定キャンペーン】
11/5~11/30迄期間限定! COZUCHI無料登録でアマギフ2000円もらえる!

今回は米国株の中でもウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)に関する内容となっています。(https://www.walgreensbootsalliance.com)

本記事はこのような疑問に答えます

  • ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスとは?
  • ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの将来性は?
  • 取り扱っている証券会社や財務状況は?
  • ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの配当金は?

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスとは?

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス薬局チェーン店を展開している企業です。

主に米国やヨーロッパ、南アメリカの9カ国で事業を展開しています。

主要な事業は3つあり、米国小売薬局、国際、米国ヘルスケア事業があります。

まず、米国小売薬局事業では米国で2022年時点で8886の小売店を展開し、主要な小売薬局ブランドはWalgreensDuaneReadeがあります。

また、遠隔医療サービスなどを展開するウォルグリーンFindCareプラットフォームも展開しています。

加えて、モバイルアプリも展開しており、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスのEコマースプラットフォームとも統合され、処方箋の補充、配送や店舗受け取り、ドライブスルーでの受け取りが可能なサービスを展開しています。

次に国際事業では米国以外薬局小売事業ドイツでの医薬品卸売事業や流通事業で構成されています。

この事業では2022年時点で3989の小売店舗を運営しており、イギリスやアイルランド、タイではBoots、メキシコではBenavides、チリではAhumadaといったブランドで展開しています。

特にイギリスではアプリにより、3万7000を超える製品を午後5時までに注文することで98%の確率で翌日に受け取ることができるサービスやイギリスのBootsでは543の診療所を持つ眼鏡サービスの提供も行なっています。

また、ドイツでは35の流通センターを備え、薬局や医療施設に処方箋を配布する卸売事業を展開しています。

そして3つ目の米国ヘルスケア事業では主に2021年に買収したVillageMDShieldsを展開しています

VillageMDは主にプライマリケアサービスを展開、Shieldsは複雑な疾患に対する専門的サービスを展開しています。

a

競合企業

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの競合企業としては、健康保険や薬局の小売チェーン店など展開しているCVSヘルスやAmazon薬局などオンラインによる薬局を展開しているAmazonがあります。

大手小売企業であり医薬品の販売なども行うウォルマートや倉庫型の店舗を展開し、医薬品も取り扱うコストコなどが挙げられます。

  • CVSヘルス
  • Amazon
  • ウォルマート
  • コストコ

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの将来性

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの将来性としては厳しい部分があると言えるでしょう。

理由としては、まず一つに自前でPBMを所有していないことが挙げられます。

例えば、PBM医薬品会社に対して価格交渉力があり、医薬品の安価な調達を可能にしたり、PBMが医薬品の代金を管理することで薬局が保険会社からの支払いを保証したりと薬局の収益性に大きな影響があります。

しかし、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスはPBMを自前で所有しておらず、PBMとは提携することに頼っています

この場合、PBMとの交渉がうまくいかず、契約を打ち切られた場合多大な損害を被ることになりますが、実際にウォルグリーンは一度PBMのExpressScriptに契約を打ち切られたことがあり、2012年度に大きな損害を被ったことがあります。

それに対して、競合薬局チェーン店を運営しているCVSヘルスはCVSCaremarkという自前のPBMの会社を運営しています。

その点でウォルグリーン・ブーツ・アライアンス競合のCVSヘルスと比べるとPBMを所有してないため、医薬品の価格交渉などで不利な部分があると言えるでしょう。

2つ目の理由としては、競合の増加が挙げられます。

例えば、コストコやウォルマートといった小売企業も薬局事業に参入しており、通常の日用品の購入のついでに利用できるため、既存の顧客にとってはこれらの小売企業の方が利便性が高く、顧客を囲い込まれる可能性があります。

オンラインの場面ではAmazonがAmazon薬局を展開し始めておりプライム会員には割引もあるため、日頃からAmazonを利用する顧客や外出規制でオンラインに慣れた顧客が囲いこまれる可能性が高いと言えるでしょう。

また、確かにウォルグリーン・ブーツ・アライアンスも確かにオンラインや医薬品の配送サービスなどにも力を入れている場面もありますが、Amazonのような配送網を整えるのは難しく、既存の店舗を活用しようにも外出規制などによる店舗閉鎖が響いている部分があります。

加えて、コンビニチェーンなども医薬品の配送サービスを画策している部分があり、今後ますます競争が激化することが考えられます。

このような点を踏まえるとウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの将来性としては厳しい部分があるのではないでしょうか。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの今後への期待度アンケート

以下はウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの今後についての期待度を示したアンケートになります。

ちなみに期待度が高い5から低い1までとなっています。

ぜひご自身が思う現状のウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの今後への期待度を投票してみてください。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの今後への期待度

財務状況

以下はウォルグリーン・ブーツアライアンスの財務状況などを示したものです。

営業利益

上記はウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの営業利益を示したものです。

営業利益は基本的に企業の本業で得た利益を示したものです。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの場合、現状傾向にあることが見て取れます。

EPS

上記はウォルグリーン・ブーツ・アライアンスのEPSを示したものです。

EPSは基本的に右肩上がりとなっているかが主な指標とされるものです。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの場合、右肩上がりとはなっていないことが見て取れます。

営業利益率

上記はウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの営業利益率を示したものです。

営業利益率は基本的に10%〜15%以上が優良な企業の水準とされています。

ウォールグリーン・ブーツ・アライアンスの場合、全体として4%未満と低い水準であることが見て取れます。

自己資本比率

上記はウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの自己資本比率を示したものです。

自己資本比率は基本的に企業の安定性を示すもので30%以上がおおよその目安とされています。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの場合、2019年以降30%を下回っていることが見て取れます。

営業活動によるCF

上記はウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの営業活動によるCFを示したものです。

営業活動によるCFは基本的に企業の手元現金の推移を示したものです。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの場合、2022年に大きく減少していることが見て取れます。

配当性向

上記はウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの配当性向を示したものです。

ウォルグリーンブーツの場合、全体として上昇傾向にあることが見て取れます。

事業別収益

以下はウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの事業別の売上高を示したものです。

売上高(百万$)202220212020
米国小売薬局109078112005107701
国際218302050514281
米国ヘルスケア1795
合計132703132509121982
参照:Walgreens Boots Alliance,Inc Annual Report

配当金

以下はウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの直近10年の年間の配当金の推移を示したものです。

西暦配当金
20221.915$
20211.89$
20201.85$
20191.795$
20181.68$
20171.55$
20161.47$
20151.395$
20141.305$
20131.18$
参照:Walgreens Boots Alliance Dividend History

コメント・考察

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスがよく取り挙げられるのは連続増配と高い利回りの部分があると思われます。

しかし、現状のウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの他の小売事業者などと比較しても低い営業利益率薬局の市場の変化、競争の激化外出規制の影響からの店舗閉鎖のダメージを引きずっていることを考えると今のままでは連続増配は続かない可能性が高いでしょう。

また、高い利回りもただ株価が下がって相対的に利回りが上がっているだけの可能性が高く、とても魅力のある高利回りとも言えません。

そんな中で、医薬品の配送事業や医薬品のEコマース事業にも力を入れ始めていますが、現状の配送網や顧客基盤を考えれば、Amazonやウォルマート、コストコなどといった競合の方が優勢だと思われます。

加えて、直近にVillageMDやShieldsなどの買収を行なっていることも分かるように薬局事業のほかにヘルスケア事業の開拓も図ってはいますが、このヘルスケア事業も競争が激化している市場であり、先行きとしては不透明な部分が否めません。

総じてウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの現状の見通しとしては厳しい部分が多いと言えるでしょう。

取り扱っている証券会社

以下は米国株を取り扱っている主な日本の証券会社の中でウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの取り扱いの有無を示したものです。

証券会社取扱有無
楽天
SBI
マネックス
DMM
PayPay
松井
大和
野村

---

コメント

【当サイト限定キャンペーン】

11/5~11/30迄期間限定! COZUCHI無料登録でアマギフ2000円もらえる!
タイトルとURLをコピーしました