【米国株情報】スター・バルク・キャリアーズ(SBLK)とは?将来性や配当金など解説

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今回は米国株の中でもスター・バルク・キャリアーズ(SBLK)に関するものとなっています。(https://www.starbulk.com)

本記事はこのような疑問に答えます。

  • スター・バルク・キャリアーズとはどのような企業か?
  • スター・バルク・キャリアーズの将来性は?
  • 取り扱っている証券会社や決算、財務状況は?
  • スター・バルク・キャリアーズの配当金は?

スター・バルク・キャリアーズとは?

スター・バルク・キャリアーズは、ギリシャのアテネに拠点を置く海運会社です。

スター・バルク・マネジメントやスター・バルク・シップマネジメント、スター・バルクSAといった完全子会社を通して主に事業を展開しています。

主にドライバルク船を運用しており、バラ積みの鉄鉱石や鉱物、穀物、ボーキサイト、肥料、鉄鋼製品などバルク商品の輸送を行っています。

現在所有、運用しているドライバルク船は128隻存在し、総容量は1410万dtw、平均年齢は10年となっています。

運営される船舶の種類、サイズとしては主に石炭の輸送に使用される大型のバルク船であるニューカッスルマックスからケープサイズ、ポストパナマックス、カムサーマックス、パナマックス、ウルトラマックス、スープラマックスを展開しています。

主な収益は輸送によるチャーター料からとなっています。

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競合企業

スター・バルク・キャリアーズの競合企業としては、石炭や鉄鉱石などを輸送するバルク船の保有運営をしているダイアナシッピングやギリシャに拠点を置き、ドライバルク輸送を展開しているナビオス・マリタイム・ホールディングスがあります。

また、ノルウェーを拠点に置き、海上輸送を展開しているゴールデンオーシャングループやドライバルク輸送を展開しているDryShipなどが挙げられます。

  • ダイアナシッピング
  • ナビオス・マリタイム・ホールディングス
  • ゴールデンオーシャングループ
  • DryShip

スター・バルク・キャリアーズの将来性

スター・バルク・キャリアーズの将来性としては不透明な部分があると言えるでしょう。

まず、一つ目の理由としてはバラ積み輸送は需要の上下がしやすい傾向にある点が挙げられます。

例えば、バラ積み輸送は石炭や鉄鉱石、穀物といった経済状況によって大きく需要が左右する積載物を輸送しており、輸送需要もこれらの需要によって大きく変化します。

また、鉄鉱石では鉄鋼業界の需要、穀物では生産量といった各種業界の需給や安全保障問題などによる輸出規制、冬になると北半球での石炭需要が増えるといったような季節性などによっても需要が大きく変動します。

このようにバラ積み輸送は様々な要因によって大きく需要の変動を受けやすく、収益が安定しない可能性が高いと言えるでしょう。

もう一つの理由としては海上輸送の中でもばら積み輸送は多額の投資が必要となる点が挙げられます。

海上輸送の中でもばら積み輸送は効率的な輸送をするために特に大型の輸送船を必要とし、建造費や維持費に多額な費用がかかります。

加えて、ばら積み輸送は大きな需給の変動があるため、多額の投資が必要なばら積み輸送は事業の舵取りのミスや戦略ミスが多額な損失に繋がります。

これによって他業界よりも迅速に破綻する可能性も高い分、多額な投資の必要なばら積み輸送は不安定な部分があると言えるでしょう。

これらの点を鑑みるとスター・バルク・キャリアーズの将来性としては不透明な部分があるかと思われます。

スター・バルク・キャリアーズの今後に対する期待度

以下はスター・バルク・キャリアーズの今後に対する期待度を示したものです。

ちなみに期待度は高い順に5から1となっています。

ご自身が思うスター・バルク・キャリアーズの今後に対する期待度にぜひ投票してみてください。

スター・バルク・キャリアーズの今後に対する期待度

財務状況

以下はスター・バルク・キャリアーズの決算や財務状況などを示したものです。

営業利益

上記はスター・バルク・キャリアーズの営業利益を示したものです。

営業利益は基本的に企業が本業で得た利益を示したものです。

スター・バルク・キャリアーズの場合、2021年以降大きく上昇していることがみて取れます。

EPS

上記はスター・バルク・キャリアーズのEPSを示したものです。

EPSは基本的に右肩上がりとなっているかが主な指標とされるものです。

スター・バルク・キャリアーズの場合、2021年以降大きく上昇していますが右肩あがりとはなっていません。

営業利益率

上記はスター・バルク・キャリアーズの営業利益率を示したものです。

営業利益率は基本的に10%〜15%以上が優良な企業の水準とされるものです。

スター・バルク・キャリアーズの場合、2021年以降15%を大きく超えていることが見て取れます。

自己資本比率

上記はスター・バルク・キャリアーズの自己資本比率を示したものです。

自己資本比率は基本的に企業の安定性を示すもので30%以上がおおよその目安とされるものです。

スター・バルク・キャリアーズの場合、全体として30%を大きく上回っていることが見て取れます。

営業活動によるCF

上記はスター・バルク・キャリアーズの営業活動によるCFを示したものです。

営業活動によるCFは基本的に企業の手元現金の推移を示したものです。

スター・バルク・キャリアーズの場合、全体として横ばいが続いています。

配当性向

上記はスター・バルク・キャリアーズの配当性向を示したものです。

スター・バルク・キャリアーズの場合、2022年に大きく上昇していることが見て取れます。

配当金

以下はスター・バルク・キャリアーズの年間の配当金の推移を示したものです。

西暦配当金
20226.5$
20212.25$
参照:StarBulk Carriers Corp Dividend History

コメント・考察

スター・バルク・キャリアーズは現時点でおおよそ配当利回りが8%と非常に高い利回りで高配当銘柄として取り沙汰されている企業です。

しかし、事業がサイクル的な需要変化の大きい海運かつ大型船の必要となるばら積み輸送で収益は安定しない可能性が高く、高利回りも長くは続かない可能性が高いと言えるでしょう。

実際にスター・バルク・キャリアーズは赤字での配当金を出すことを禁じていますし、定期的に増配や配当金額をなるべく維持するような配当方針を行っている銘柄とは考えにくいです。

利回りが低くなるだけならまだマシですが、多額の投資が必要かつ需要変化の大きいばら積み輸送は経営陣の舵取り次第では急な破綻もあり得る業界です。

そのため、事業の収益に変動が大きくそれに伴って配当も大きく変動する可能性が高いという点は念頭に置いておく必要性があるかと思われます。

取り扱っている証券会社

以下は米国株を取り扱っている主な日本の証券会社の中でスター・バルク・キャリアーズの取り扱い有無を示したものです。

証券会社取扱有無
楽天
SBI
マネックス
DMM
PayPay
松井
野村
大和

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コメント

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