【米国株情報】アップラビン(APP)とは?将来性や財務状況など解説

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本記事は米国株の中でもアップラビン(APP)に関する内容となっています。(https://www.applovin.com)

本記事はこのような疑問に答えます

  • アップラビンとはどのような企業か?
  • アップラビンの将来性は?
  • 取り扱っている証券会社や財務状況は?
  • アップラビンの配当金は?

アップラビンとは?

アップラビンは、主にモバイルアプリのマーケティングや収益化の自動化、最適化を行うソリューションを提供している企業です。

下記の画像は、アップラビンが主に展開しているソリューションであるコアテクノロジーとソフトウェアプラットフォームを示したものです。

参照:AppLovin Corporation Annual Report

まず、AppLovinコアテクノロジーAppLovinソフトウェアやアプリの基盤、強化するものでAXON機械学習レコメンデーションエンジンAppGraphデータ管理レイヤークラウドインフラストラクチャーの3つで構成されています。

毎日のやり取りなどをAppGraphに統合、AXONAppGraphから情報を受け取り、学習アルゴリズムを利用して格ユーザーと広告コンテンツの一致より良いエンゲージメント、収益化の促進を行っています。

そしてクラウドインフラストラクチャーにより大規模な運用と重要なデータの処理を可能にしています。

次にAppLovinソフトウェアプラットフォームはAppDiscoveryとAdjust、MAXという3つのソリューションで構成されています。

AppDiscoveryはAXONを利用して広告の需給を一致、Adjustはモバイルアプリのための分析プラットフォームを提供、MAXではアプリ広告のリアルタイム入札ソフトウェアを提供しています。

また、アップラビンは19のスタジオと豊富な開発者によって運営されている350の無料のモバイルゲームを展開しています。

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競合企業

アップラビンの競合企業としてはゲーム開発プラットフォームの他に広告配信にも関わり、一時アップラビンの買収をも提案していたユニティや広告配信やデータ分析などのサービスを提供しているGoogleが挙げられます。

また、広告配信や広告の最適化などに関わるAmazonAdsなどを展開しているAmazonやZyngaなどを傘下に置くテイクツーインタラクティブなどがあります。

  • ユニティ
  • Google
  • Amazon
  • テイクツーインタラクティブ

アップラビンの将来性

アップラビンの将来性としては期待できる部分はあると言えるのではないでしょうか。

理由としてはアップラビンがモバイル広告技術に特化している点が挙げられます。

例えば、競合にはAmazonやGoogleといった大企業がありますが、これらの企業の広告技術はよりオンライン広告市場全体に向けられています。

その点でこれらの企業はより大企業向けに特化している部分があります。

一方でアップラビンはモバイル広告市場に特化しており、よりモバイル広告に特化した技術やツール、サポートを受けられます。

また、モバイル広告市場はより小中規模事業者の参入が進んできていますが、これらの小中規模事業者は大企業と比べると広告費の支払いには限界があります。

その点でより中小規模事業者向けの広告プランなどを提供し、中小規模事業者でも費用対効果の高いモバイル広告を展開できます。

よってアップラビンはAmazonやGoogleといった競合の大企業との市場のズレがあると言えるでしょう。

この点を踏まえるとアップラビンの今後としては期待の持てる部分はあると言えるのではないでしょうか。

財務状況

以下はアップラビンの財務状況などを示したものです。

営業利益

上記はアップラビンの営業利益を示したものです。

営業利益は基本的に企業が本業で得た利益を示したものです。

アップラビンの場合、2020年に大きく減少していることが見て取れます。

EPS

上記はアップラビンのEPSを示したものです。

EPSは基本的に右肩上がりとなっているかが主な指標とされるものです。

アップラビンの場合、2022年にはマイナスが拡大していることが見て取れます。

営業利益率

上記はアップラビンの営業利益率を示したものです。

営業利益率は基本的に10%〜15%以上がおおよそ優良な企業の水準とされています。

アップラビンの場合、2019年以降10%を大きく下回っていることが見て取れます。

自己資本比率

上記はアップラビンの自己資本比率を示したものです。

自己資本比率は基本的に企業の安定性を示すものでおおよそ30%以上が目安とされています。

アップラビンの場合、2020年まではマイナスで推移していましたが、2021年では大きくプラスに転換し、30%以上になっていることが見て取れます。

営業活動によるCF

上記はアップラビンの営業活動によるCFを示したものです。

営業活動によるCFは基本的に企業の手元現金の推移を示したものです。

アップラビンの場合、上昇傾向にあることが見て取れます。

事業別収益

以下はアップラビンの事業別収益を示したものです。

収益(千$)202120202019
ビジネス収益1334509711152595948
消費者収益1458595739934398156
合計27931041451086994104
収益:AppLovin Corporation Annual Report

配当金

アップラビンは現時点で配当金は出していません。

現状アップラビンが配当金を出すのはまだ先となりそうです。

コメント・考察

アップラビンの市場はモバイル広告市場かつ中小規模事業者に特化しているため、GoogleやAmazonといったビッグテック企業との直接的な競合を逸せる部分はメリットだと言えるでしょう。

しかし、その中小規模の事業者をメインとしている分、不景気の状況下では大規模事業者と比較して中小規模の事業者はより影響を受けやすく広告費削減などに踏み切る可能性が高いです。

その点で、アップラビンもソフトウェアプラットフォームにおけるパフォーマンスベースでの広告主からの収益に影響が出やすい点で懸念点だと思われます。

実際に大きく広告費の削減が行われた2020年にはアップラビンの営業利益が大きく落ち込んでいることからも広告費の削減による影響を大きく受けるのは明らかだと言えるでしょう。

また、事業別収益の部分からも分かる通り、アップラビンの消費者収益はソフトウェアプラットフォームが含まれるビジネス収益と同じぐらいの収益を占めています。

しかし、この消費者収益はアップラビンが展開しているゲームアプリのゲーム内でのアイテム購入などからによる収益で、安定的な収益性という観点では疑問の残る部分があると言えるでしょう。

取り扱っている証券会社

以下は米国株を取り扱っている主な日本の証券会社の中でアップラビンの取り扱いの有無を示したものです。

証券会社取扱有無
楽天
SBI
マネックス
DMM
PayPay
松井
大和
野村

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コメント

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