【米国株情報】バイオジェン(BIIB)とは?将来性や配当金など解説

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今回は米国株の中でもバイオジェン(BIIB)に関するものとなっています。(https://www.biogen.com)

本記事はこのような疑問に答えます。

  • バイオジェンとはどのような企業か?
  • バイオジェンの将来性は?
  • 取り扱っている証券会社や財務状況は?
  • バイオジェンの配当金は?

バイオジェンとは?

バイオジェンバイオ医薬品の開発、製造、販売を行っている企業です。

主に多発性硬化症やアルツハイマー病といった神経変性疾患や脊髄筋萎縮といった神経筋疾患などの治療薬を開発、展開しています。

主な治療薬としては多発性硬化症(MS)のためのTECFIDERAやVUMERITY、AVONEX、PLEGRIDY、TYSABRI、FAMPYRA脊髄筋萎縮(SMA)のためのSPINRAZA

アルツハイマー病のためのADUCHELMや重度のプラーク乾癬のためのFUMADERMなどを展開しています。

また、エーザイとはアルツハイマー病のためのLEQEMBIの開発において協力を行っています。

その他にもアイオニス・ファーマシューティカルズやセージ・セラピューティクスなどとも開発協力を行っています。

米国のノースカロライナ州やスイスに医薬品製造施設を展開しています。

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競合企業

バイオジェンの競合企業としてはスイスを拠点におき、医薬品の製造開発を行っているロシュやフランスに拠点を置き、神経学領域での治療薬開発も行っているサノフィがあります。

また、多発性硬化症などの治療薬開発を行っているノバルティスやバイオ医薬品を開発しているジェネンテックなどが挙げられます。

  • ロシュ
  • サノフィ
  • ノバルティス
  • ジェネンテック

バイオジェンの将来性

バイオジェンの将来性としては期待できる部分はあると言えるのではないでしょうか。

まず、一つ目の理由としてはLEQEMBIがFDAにフル承認されたことが挙げられます。

LEQEMBIは、抗アミロイド抗体の治療薬でエーザイと共に開発しているアルツハイマー病治療薬ですが、2023年1月時点ではFDAから一定の条件のある加速承認でした。

しかし、2023年の7月にはFDAからLEQEMBIはフル承認が行われ、米国では保険適用が可能となりました。

保険適用が可能となることで患者の金銭的な費用負担が減るため、LEQEMBIに患者が利用しやすくなり、LEQEMBIの市場アクセスの拡大が見込まれます

そのため、利益と損失はエーザイと均等に担っており、LEQEMBIのFDAによるフル承認によってバイオジェンの売り上げ増加が期待できるのではないでしょうか。

もう一つの理由としては世界的に高齢者人口が増加していることが挙げられます。

特に先進国を中心として平均寿命が伸び、高齢化が進んでいますがバイオジェンが注力するアルツハイマーなど神経性疾患は高齢化と関連のあるものが多いとされています。

そのため、高齢化が進む中でアルツハイマーなどの疾患への治療薬需要は増加することができ、これらに注力するバイオジェンの製品需要も増加することが期待できるのではないでしょうか。

これらの点を鑑みるとバイオジェンの将来性としては期待できる部分はあるかと思われます。

バイオジェンの今後に対する期待度

以下はバイオジェンの今後に対する期待度を示したものです。

ちなみに期待度は高い順に5から1となっています。

ご自身が思うバイオジェンの今後に対する期待度にぜひ投票してみてください。

バイオジェンの今後に対する期待度

財務状況

以下はバイオジェンの財務状況などを示したものです。

営業利益

上記はバイオジェンの営業利益を示したものです。

営業利益は基本的に企業が本業で得た利益を示したものです。

バイオジェンの場合、全体として減少傾向にあることが見て取れます。

EPS

上記はバイオジェンのEPSを示したものです。

EPSは基本的に右肩上がりとなっているかが主な指標とされるものです。

バイオジェンの場合、2021年以降減少していることが見て取れます。

営業利益率

上記はバイオジェンの営業利益率を示したものです。

営業利益率は基本的に10%〜15%以上が優良な企業の水準とされています。

バイオジェンの場合、全体として15%以上で推移していることが見て取れます。

自己資本比率

上記はバイオジェンの自己資本比率を示したものです。

自己資本比率は基本的に企業の安定性を示すもので30%以上がおおよその目安とされています。

バイオジェンの場合、全体として30%を大きく上回っていることが見て取れます。

営業活動によるCF

上記はバイオジェンの営業活動によるCFを示したものです。

営業活動によるCFは基本的に企業の手元現金の推移を示したものです。

バイオジェンの場合、減少傾向にあることが見て取れます。

事業別収益

以下はバイオジェンの事業別収益を示したものです。

収益(百万$)202220212020
MS5430.26096.77832.1
脊髄筋萎縮1793.51905.12052.1
バイオシミラー751.1831.1795.8
その他131412.2
合計7987.88846.910692.2
参照:Biogen,Inc Annual Report

配当金

現時点でバイオジェンは配当金を出していません。

バイオジェンが配当金を出すのはまだ先となりそうです。

コメント・考察

バイオジェンとエーザイが協力して開発したアルツハイマー治療薬、LEQEMBIのFDAからの承認がなされたことには注目が集まっていますが、本格的な収益となる製品ポートフォリオの一つとして追加されたことは評価できる部分だと言えるでしょう。

一方で2022年度においてTECFIDERAやTYSABRI、SPINRAZAの製品販売が収益の10%以上を占めていましたが、特にTECFIDERAでは多くのジェネリック製品を扱う競合が参入してきており、大幅な割引価格で提供されています。

そのため、TECFIDERAの収益は大幅に減少しており、今後もTECFIDERAの収益は減少していくことが予測されています。

また、今後も既存の収益となっている製品が特許切れや価格の安いジェネリック製品との競争による収益性の低下によって収益が下がっていくことが考えられ、特許切れの時期やジェネリック製品の参入の動向には注視する必要があるかと思われます。

取り扱っている証券会社

以下は米国株を取り扱っている主な日本の証券会社の中でバイオジェンの取り扱い有無を示したものです。

証券会社取扱有無
楽天
SBI
マネックス
DMM
松井
PayPay
野村
大和

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コメント

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