【米国株情報】ドキシミティ(DOCS)とは?将来性や財務状況など解説

本記事は米国株の中でもドキシミティ(DOCS)に関する内容となっています。(https://www.doximity.com)

本記事はこのような疑問に答えます

  • ドキシミティとはどのような企業か?
  • ドキシミティの将来性は?
  • 取り扱っている証券会社や財務状況は?
  • ドキシミティの配当金は?

ドキシミティ(DOCS)とは?

ドキシミティは、医療事業者向けのオンラインプラットフォームを展開している企業です。

医療事業者はドキシミティプラットフォームにホームページやアプリから認証を行い無料でアクセスが可能。

ドキシミティプラットフォームでは医療事業者はより広範な医療コミュニティにアクセスが可能でより専門的なケアが必要な患者に対してより適切な専門家を見つけるために使用したり、医学知識の共有求人情報などに利用できます。

また、人口知能による機械学習を活用してパーソナライズすることで医療ビデオ継続医療教育最新の医学情報の提供も行なっています。

そして、音声やビデオで患者に訪問できる遠隔医療ツールで無料版のDialerFreeや一部有料バージョンのDialerPro、病院企業などが購入でき、サブスクリプションのDialerEnterpriseを提供しています。

加えて、サブスクリプションベースで医療システムや製薬メーカー、医療人材紹介会社などに専門分野などカスタマイズされたデジタルマーケティングプラットフォームを展開し、2022年度には10万ドルを超える顧客が265存在しています。

また、直近では医療人材派遣ソリューションに関わるCurativeTalentや医師のスケジューリングに関わるプラットフォームなど展開しているAMiON買収しています。

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競合企業

ドキシミティの競合企業としては、求人情報などビジネス特化型のSNSを展開しているLinkedInや遠隔医療のプラットフォームなどを展開するTeladocHealthがあります。

また、同じく遠隔医療プラットフォームを展開するAmwellや医学に関するウェブサイトなどを展開しているHealthgradesを傘下に置くレッドベンチャーズなどが挙げられます。

  • LinkedIn
  • TeladocHealth
  • Amwell
  • レッドベンチャーズ

ドキシミティの将来性

ドキシミティの将来性としては期待できる部分はあると言えるのではないでしょうか。

まず一つ目の理由としてはドキシミティのプラットフォームにいる医師の多さです。

例えば、ドキシミティのプラットフォームには米国の医師の8割以上が存在しています。

そのため、このプラットフォーム上にいる医師の多さが医療学生や新しく医者になった人たち、医療従事者などの呼び水となり、さらにプラットフォーム上の規模を拡大させることができます。

また、プラットフォーム上の規模が拡大することで医師同士の関わりやより適切な専門家が見つけやすくなることなど医療従事者へドキシミティのオンラインプラットフォームがオンライン上の必須インフラ化させる可能性が高い点です。

2つ目の理由としては医療に関連する企業が特化したマーケティングを行いやすい点です。

通常のオンラインプラットフォームだと医療従事者以外の人達も多くいるため、その中で医療従事者に向けてのマーケティングは効率が悪い部分があるかと思われます。

一方でドキシミティのプラットフォームの場合、プラットフォーム上にいるのは全て医療従事者であり、製薬メーカーや医療システム、医療人材紹介会社など医療に関連する企業がマーケティングを積極的に行いやすい場となっています。

3つ目の理由としては収益がサブスクリプションである点です。

特にサブスクリプションの10万ドルを超える顧客は265存在し、2022年度の収益の88%を占めており、収益の大半がサブスクリプションとなっています。

そのため、サブスクリプションから継続的な収益が見込め、収益の安定化が図れる点でメリットだと思われます。

これらの点を鑑みるとドキシミティの今後としては明るい部分があると言えるのではないでしょうか。

財務状況

以下はドキシミティの財務状況などを示したものとなっています。

営業利益

上記はドキシミティの営業利益を示したものです。

営業利益は基本的に企業が本業で得た利益を示したものです。

ドキシミティの場合、全体として右肩上がりとなっていることが見て取れます。

EPS

上記はドキシミティのEPSを示したものです。

EPSは基本的に右肩がりとなっているかが主な指標とされています。

ドキシミティノ場合、2020年比較すると増加していることが見て取れます。

営業利益率

上記はドキシミティの営業利益率を示したものです。

営業利益率は基本的に10%〜15%以上がおおよそ優良な企業とされる水準です。

ドキシミティの場合、全体として増加傾向にあり、2020年以降15%を大きく上回る水準となっていることが見て取れます。

自己資本比率

上記はドキシミティの自己資本比率を示したものです。

自己資本比率は基本的に企業の安定性を示すもので30%以上がおおよそ目安とされています。

ドキシミティの場合、全体として増加傾向にあり、2022年では30%を大きく上回る水準となっていることが見て取れます。

営業活動によるCF

上記はドキシミティの営業活動によるCFを示したものです。

営業活動によるCFは基本的に企業の手元現金の推移を示すものです。

ドキシミティの場合全体として増加傾向にあることが見て取れます。

配当金

現在ドキシミティは配当金を出していません

現状として配当金を出すのはまだ先となりそうです。

コメント・考察

ドキシミティの財務状況は収益基盤がサブスクリプションということもあってか、非常に順調な様子が見て取れます。

営業利益も営業活動によるCFも綺麗な右肩上がりで、サブスクリプションが基盤であることが功を奏しているといった形だと言えるでしょう。

また、競合に関しては遠隔の患者とコンタクトを取るツールに特化していたり、医学情報に特化したウェブサイトを展開している競合はありますが、医療従事者に特化して医学情報の共有などコミュニティプラットフォームを展開している事業者はあまり多くありません。

その点でドキシミティは大きな違いを生み出せていますし、コミュニティとしてもTwitterやFacebookなどのSNSとは違い医療従事者が中心で専門的なコミュニティとして差別化が図れています。

このようにサブスクという収益形態の安定性財務状況の健全性競合企業との差別化の観点から考えるとドキシミティは評価できる点が大きいと言えるのではないかと思われます。

取り扱っている証券会社

以下は米国株を取り扱っている主な日本の証券会社のなかでドキシミティの取り扱いの有無を示したものです。

証券会社楽天sbiマネックスDMM松井PayPay野村大和
取扱有無

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