【米国株情報】Zillow Offers事業は失敗か!?ジローグループの将来性や財務状況など解説

【当サイト限定キャンペーン】
10/3~10/31迄期間限定! COZUCHI無料登録でアマギフ2000円もらえる!

本記事は米国株の中でもジローグループ(ZG)に関する記事となっています。(https://www.zillowgroup.com)

本記事はこのような疑問に答えます

  • ジローグループとはどのような企業か?
  • ジローグループの将来性は?
  • 取り扱っている証券会社は?
  • ジローグループの財務状況は?

ジローグループとは?

ジローグループは、ウェブサイトなどのオンラインやAIを活用した不動産仲介業を展開している企業です。

2021年にはジローグループの物件の掲載に関するウェブサイトやアプリへのアクセス102億回、2021年7月時点でユーザー数2億3400万人にのぼり、米国の住宅のデータベースに関しては1億3500万件にのぼっています。

ジローグループの事業としては主に3つ存在しインターネット、メディア&テクノロジーセグメント住宅ローンセグメント住宅セグメント事業に分かれています。

まず、インターネット、メディア&テクノロジーセグメントではジロープレミアエージェントによるジロー内での不動産の広告による収益が含まれています。

例えば、ジローグループ内で不動産業者や不動産の保有者が買い手を見つけるために出すための広告の販売であったり、住宅建設業者に対して販売される広告などによる収益です。

また、賃貸人が一定額の料金で複数の物件に申請書を提出できる賃貸申請製品などからの収益が含まれています。

一方で、住宅ローンセグメントでは、ジローホームローンズでの住宅ローンの販売や住宅ローンの貸手に対する広告の販売などが含まれています。

そして住宅セグメントでは不動産を迅速に査定してすぐに不動産を売りたい人から不動産をジローグループが安く買い取って、リノベーションを行い販売するというZillowOffers事業をメインに行なっていました。

しかし、このZillowOffersは事業は不採算に陥り、事業の縮小から現在は非継続事業となっています。

a

競合企業

ジローグループの競合企業としては、ウェブサイトやアプリなどで不動産の仲介などを行うRealtor.comや引越し業者の見積もりなど行えるMoving.comを展開するMoveが挙げられます。

また、年間の訪問者数は1億7800万回にのぼり、平均月間ユーザー数は700万人にのぼるウェブサイトやアプリで不動産の掲載などプラットフォームを展開するZumperがあります。

他には米国やカナダで不動産の仲介を展開するRedfinなどが挙げられます。

  • Move
  • Zumper
  • Redfin

ジローグループの将来性

ジローグループは、自社の不動産のサイトやアプリにおける訪問者数の多さや住宅の物件のデータベースやアルゴリズムなどを駆使してIT不動産を掛け合わせたような事業を展開しています。

しかし、ジローグループのそのアルゴリズムを駆使した事業は直近の住宅市場の嗜好の変化に対応しきれず、特にZillowOffers事業で不採算を生み出してしまいました。

結果としてZillowOffers事業は非継続事業となり、大きな損失を抱えることになってしまっています。

また、そもそもジローグループが注目され、根幹となっていたアルゴリズムの部分に欠陥があったとすると、他の従来の不動産仲介業者などへの優位性が揺らぐことになります。

そうなると現時点でジローグループの優位性としては事業の中心である米国に限ると半数以上が訪問しているサイトやアプリの集客となりますが、住宅販売が失敗に終わった以上広告の販売が頼みとなり厳しい状況が続くのではないでしょうか。

財務状況

以下はジローグループの財務状況などを示したものとなっています。

営業利益

上記はジローグループの営業利益を示したものとなっています。

営業利益はおおよそ企業の本業で得た利益を示しています。

ジローグループの場合、2019年、2021年で大きく営業利益がマイナスになっていることが見て取れます。

EPS

上記はジローグループのEPSを示したものとなっています。

EPSは一般的に右肩上がりとなっているかが主な指標となります。

ジローグループの場合、EPSがマイナスでもプラスでもおおよそ同じ振れ幅にとどまっていることが見て取れます。

営業利益率

上記はジローグループの営業利益率を示したものとなっています。

営業利益率は基本的に10%〜15%以上が優良な企業の水準とされています。

ジローグループの場合、基本的にはマイナスであり、2020年のプラスになった年でも1%と低い値となっています。

自己資本比率

上記はジローグループの自己資本比率を示したものとなっています。

自己資本比率は基本的に企業の安定性を示すもので、30%以上がおおよその目安とされています。

ジローグループの場合、減少傾向にありますが依然として30%以上は超えていることがわかります。

営業活動によるCF

上記はジローグループの営業活動によるCFを示したものとなっています。

営業活動によるCFは主に企業の手元現金の推移を示しています。

ジローグループの場合、2021年に大きくマイナスとなっていることが見て取れます。

配当金

現時点で配当金は出ていません。

直近の事業での損失や営業利益のマイナスなどうまく収益を上げられていないことを考えると、配当はまだ先となりそうです。

コメント・考察

ジローグループは、正直直近は厳しい状況が続いています。

例えば、アルゴリズムでの対応ができなかったことなどでの不採算によりZillowOffersが非継続事業になったことで、収益のメインはサイトやアプリ状での広告販売がメインとなります。

そうなると、アルゴリズムもうまくいっていないことを考えるとAIを活用して不動産とテック系の掛け合わせとして持ち上げられていた感がありましたが、ぶっちゃけサイト事業者とさほど変わりが無いのではないかとも言えそうです。

とはいえ、サイトやアプリへの訪問者数や物件数は多いようですしそれ自体は確かに利点です。

ただし、本当にそれだけ感が否めません。

また、財務状況の方も営業利益はマイナスですし、EPSにも成長が見られない上、営業活動によるCFも大幅にマイナスが拡大しており、財務面でも厳しい状態が続いています。

主要な収益源も不動産の需要に左右される広告販売事業ですから、今後も不安定感が拭えないかと思います。

ところで、ジローグループにはクラスA、B、Cまでの株式がありますが、基本的に違いは議決権の事項に違いがあります。

クラスAには1議決権、Bには10議決権、Cには議決権が無いという違いです

特に議決権が必要というわけでは無いのであれば、どのクラスでも基本的に気にすることはないかと思います。

取り扱っている証券会社

以下は米国株を取り扱っている主な日本の証券会社のなかでジローグループの取り扱い有無を示したものとなっています。

証券会社楽天sbiマネックスDMMPayPay松井野村大和
取り扱い有無

---

コメント

【当サイト限定キャンペーン】

10/3~10/31迄期間限定! COZUCHI無料登録でアマギフ2000円もらえる!
タイトルとURLをコピーしました