【米国株情報】ガードフォース・AIとは?将来性や配当金、財務状況など解説

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今回は米国株の中でもガードフォース・AI(GFAI)に関する内容となっています。

本記事はこのような疑問に答えます。

  • ガードフォース・AIとはどのような企業か?
  • ガードフォース・AIの将来性は?
  • 取り扱っている証券会社や財務状況は?
  • ガードフォース・AIの配当金は?

ガードフォース・AIとは?

ガードフォース・AIは、アジア太平洋地域でセキュリティテクノロジー事業を行っている企業です。

主な事業は3つ存在しセキュアロジスティクス事業、ロボティクスソリューション事業、情報セキュリティ事業があります。

まず一つ目のセキュアロジスティクス事業では商業銀行とタイの中央銀行であるタイ銀行、商業銀行間での現金や貴金属の車両による安全な輸送や仕分け、偽造品検出などの現金処理サービス、ATM管理、現金貯金管理ソリューションなどを提供しています。

次にロボティクスソリューション事業では、ロボット自体は製造していませんが機器メーカーから購入したロボットに顔、音声認識など独自のAIソリューションを組み込むことで屋内設置型受付ロボットや屋内用除菌ロボット、屋内用配送ロボットを展開しています。

3つ目に情報セキュリティ事業ではPCIサービスやペネトレーションテストなどを行っています。

主要な顧客にはアユタヤ銀行やコンビニエンスストア事業を行うCPALLTMB銀行があります

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競合企業

ガードフォース・AIの競合企業としては、現金輸送サービスやセキュリティサービスなどを展開しているブリンクスやセキュリティーソリューションを展開しているスーパーコムがあります。

また、人工知能ベースの検出セキュリティ製品などを提供しているエボルブ・テクノロジーズホールディングスや顔認証を中心としたセキュリティソリューションを展開しているAnyVisionなどが挙げられます。

  • ブリンクス
  • スーパーコム
  • エボルブ・テクノロジーズホールディングス
  • AnyVision

ガードフォース・AIの将来性

ガードフォース・AIの将来性としては期待できる部分はあると言えるのではないでしょうか。

理由としては現金の輸送や管理事業からAIソリューションなどへの多角化を進めている点が挙げられます。

例えば、既存の現金輸送や管理事業はキャッシュレス化やブロックチェーンの普及などによって完全に無くならなくとも需要は減少する可能性が考えられます。

一方で事業の多角化の一環として2020年にロボティクスソリューション事業が立ち上げられて、2021年にはIntelligentCloudPlatformの立ち上げを発表しています。

このIntelligentCloudPlatformは、ガードフォース・AIが蓄積しているデータと人工知能技術を組み合わせることで顧客のニーズに合わせたAIソリューションの開発、提供を進めています。

現状、ロボティクスソリューション事業で提供されているロボットの多くは無料試用版ですが、使用パターンや情報収集が進められています。

また、情報セキュリティ事業でも脆弱性を発見し、セキュリティの強化を行うための自動侵入アプリケーションの開発の促進などを行っています。

元々現金輸送や保管事業でのタイの政府機関や商業銀行などとの緊密な連携を続けてきており、これらの既存の顧客基盤を活かす事で多角化を進めている比較的新しい事業でも信頼性などの面において競合に対して優位な部分があると言えるでしょう。

よってガードフォース・AIの将来性としては期待できる部分はあると言えるのではないでしょうか。

ガードフォース・AIの今後に対する期待度

以下はガードフォース・AIの今後に対する期待度を示したものです。

ちなみに期待度は高い順に5から1となっています。

ご自身が思うガードフォース・AIの今後に対する期待度に対してぜひ投票してみてください。

ガードフォース・AIの今後に対する期待度

財務状況

以下はガードフォース・AIの財務状況などを示したものです。

営業利益

上記はガードフォース・AIの営業利益を示したものです。

営業利益は基本的に企業が本業で得た利益を示したものです。

ガードフォース・AIの場合、マイナスが拡大していることが見て取れます。

営業利益率

上記はガードフォース・AIの営業利益率を示したものです。

営業利益率は基本的に10%〜15%以上が優良な企業の水準とされています。

ガードフォース・AIの場合、マイナスの値が拡大していることが見て取れます。

自己資本比率

上記はガードフォース・AIの自己資本比率を示したものです。

自己資本比率は基本的に企業の安定性を示すもので30%以上がおおよその目安とされています。

ガードフォースAIの場合、マイナスからは転換したものの、依然として30%を下回っていることが見て取れます。

営業活動によるCF

上記はガードフォース・AIの営業活動によるCFを示したものです。

営業活動によるCFは基本的に企業の手元現金の推移を示したものです。

ガードフォース・AIの場合、大きく減少していることが見て取れます。

事業別収益

収益($)202120202019
セキュアロジスティクス343002133742799538571080
ロボティクスソリューション368659220787
情報セキュリティ484318
合計351531903764878238571080
参照:Guardforce AI Co, Limited Annual Report

配当金

現時点でガードフォース・AIは配当金を出していません。

ガードフォース・AIが配当金を出すのはまだ先となりそうです。

コメント・考察

ガードフォース・AIは現金輸送や保管などの事業がメインですが事業の転換を進めている様子が窺えます。

現状、完全に現金が無くなり完全にキャッシュレス化してしまうのはまだ先となりそうですが、着々とキャッシュレス化は進んできており、またブロックチェーン技術が銀行などで導入が進むと直接の現金輸送から代替えが進む可能性は高いと言えるでしょう。

その懸念などからガードフォース・AIも既存の事業からロボティクス事業や情報セキュリティ事業への多角化を進めているといったところかと思われます。

ただ、今までのセキュリティ事業での実績や顧客関係から形態は違うが、セキュリティの面では通じる部分があるロボティクス事業や情報セキュリティ事業への転換や顧客の獲得はしやすい部分があるのではないでしょうか。

また、現金の輸送は減少したとしても、貴重品や美術品、宝石などの輸送などにも対応しており、これらの需要に関しては今後も一定の需要はあるかと思われます。

取り扱っている証券会社

以下は米国株を取り扱っている主な日本の証券会社の中でガードフォース・AIの取扱有無を示したものです。

証券会社取扱有無
楽天
SBI
マネックス
DMM
松井
PayPay
野村
大和

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コメント

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