【米国株情報】CFインダストリーズとは?将来性や財務など解説

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本記事は米国株の中でもCFインダストリーズ(CF)に関するものとなっています。(https://cfindustries.com)

本記事ではこのような疑問に答えます

  • CFインダストリーズとは?
  • CFインダストリーズの競合企業は?
  • CFインダストリーズの将来性は?
  • 財務状況や取り扱っている証券会社は?

CFインダストリーズ

CFインダストリーズ(CF)は主にアンモニアを中心とした製品を生産する企業です。

アンモニアを中心としてその他にはアンモニアから生産できる硝酸アンモニウム粒状尿素尿素硝酸アンモニウム溶液などを主に製造しています。

アンモニア主にその他の窒素製品への加工や水素単体での運搬や貯蔵よりも簡単であるため、水素の運搬や貯蔵の手段としても使用されます。

一方で硝酸アンモニウムロケットの推進剤や除草剤、粒状尿素尿素硝酸アンモニウム溶液は主に作物のための窒素肥料として使用されます。

出典:「肥料をめぐる情勢」(農林水産省)をサイズのみ加工 

上記はアンモニアの用途やアンモニアなどを使用した肥料の製造方法を示したもので、CFインダストリーズでは主に天然ガスを主に使用してアンモニアを製造しています。

また、主に北米では7つ、英国では2つのアンモニアを中心とする窒素製造施設でこれらの製品を製造しています。

特にルイジアナ州のドナルドソンビルの複合施設は世界最大の窒素製造施設でアンモニアプラントは6基あり、アンモニアの年間平均製造能力はおおよそ433万トンとなっています。

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競合企業

競合企業としては、カリウムを含む肥料製品や窒素、リン酸製品を製造、農業に関連するデジタルサービスなども提供するNutrienが挙げられます。

また、同じくアンモニアや硝酸アンモニウム、その他肥料に関連する製品などを提供するKoch Fertilizerやアンモニアなどの窒素製品を製造するIowa Fertilizerが挙げられます。

加えて、ノルウェーを拠点とし、世界で幅広くアンモニアなどの窒素肥料を生産、販売するヤラ・インターナショナルなどが競合としてあります。

  • Nutrien
  • Kouch Fertilizer
  • Iowa Fertilizer
  • ヤラ・インターナショナル

CFインダストリーズの将来性

CFインダストリーズの将来性としては期待できる点はあると言えそうですが、気になる部分もあるといったところでしょう。

まず、期待できる点としてはCFインダストリーズの主要製品であるアンモニアの用途と用途の増加が挙げられます。

下記はアンモニアにおける世界的な用途を示したものです。

ちなみに尿素アンモニア二酸化炭素を原料として作られていて、その他のりん安硝安燐酸アンモニウム硝酸アンモニウムのことで同じくアンモニアが原料となります。

出典:資源エネルギー庁ウェブサイト 

上記の世界的なアンモニアの用途の赤い枠で囲ってある部分からも分かるようにアンモニアは8割近く肥料用途として使用されます。

よって基本的にはCFインダストリーズが主に取り扱うアンモニアなどの製品も基本的には肥料として使用されています。

このアンモニアを使用した窒素肥料のおかげで多くの人口のための作物生産が支えられているという側面があり、今後も世界的に人口が増えることを考えるとアンモニアの需要はより高まることが伺えます。

また、アンモニアは貯蔵や運搬の難しい水素の貯蔵、運搬として使用でき、環境問題の観点から燃料電池など水素の需要が高まった場合、アンモニア需要も高まる可能性があります。

現時点でアンモニアの大部分を占め、今後も世界の人口増加を支える窒素肥料としての用途、今後の水素運搬としての用途とアンモニアの今後の需要自体としては十分にあると言えそうです。

一方で気になる点もいくつか存在します。

例えば、アンモニアやその他の窒素製品を製造する際、天然ガスを主に使用しているため、現在需要の高まっている天然ガスの価格高騰などにより利益を圧迫する可能性が考えられる点です。

加えて、アンモニアの製造はそこまで参入障壁が高くないことや品質大きな違いが出るわけでもないため市場価格に左右されやすく競合企業が増えたり、過剰生産になる場合などが不安な要素として挙げられます。

また、アンモニアの水素運搬など新しい用途はあるものの、現状8割は窒素肥料が用途であり、農作物の品種改良やゲノム編集などで窒素肥料を大幅に削減できた場合、アンモニアの需要は大きく減る可能性があります。

これらの点を踏まえるとCFインダストリーズの将来性としては期待できる部分はあるものの、同時に懸念要素も含んでいるといったところでしょう。

CFインダストリーズの今後に対する期待度

下記はCFインダストリーズの今後に対する期待度アンケートを示したものです。

ちなみに期待度は高い順に5から1となっています。

ご自身が思うCFインダストリーズの今後に対する期待度にぜひ投票してみて下さい。

CFインダストリーズの今後に対する期待度

財務状況

以下はCFインダストリーズの財務状況などを示したものとなっています。

営業利益

上記はCFインダストリーズの営業利益を示したものとなっています。

営業利益は本業で企業がどれくらい利益を得ているのかを示したものとなっています。

CFインダストリーズの場合、2018年から2020年にはやや増減で推移、その後2021年、2022年で大きく増加していることが見て取れます。

EPS

上記はCFインダストリーズのEPSを示したものとなっています。

EPSは右肩上がりとなっているかが主な指標となるものです。

CFインダストリーズの場合2014年から大幅に下落、2017年にはマイナスにまで下落。

しかし、その後2020年ではやや下落するも2018年以降は全体としては上昇傾向にあることが分かります。

営業利益率

上記はCFインダストリーズの営業利益率を示したものとなっています。

基本的に営業利益率は10%〜15%以上が優良な水準とされています。

CFインダストリーズの場合基本的には10%は超えていており、2021年、2022年には特に大きく伸びていることが見て取れます。

自己資本比率

上記はCFインダストリーズの自己資本比率を示したものとなっています。

自己資本比率は基本的に企業の安定性を示す指標であり、30%以上が目安とされています。

CFインダストリーズの場合、自己資本比率は全体として増加傾向にあり、2022年には特に大きく増加していることが見て取れます。

営業活動によるCF

上記はCFインダストリーズの営業活動によるCFを示したものとなっています。

営業活動によるCFは主に企業の手元現金の推移を示すものです。

CFインダストリーズでは2020ではやや減少するものの、その後2021年、2022年で大幅に手元現金の推移が増加していることが分かります。

配当性向

上記はCFインダストリーズの配当性向を示したものとなっています。

2015年、2016年では100%を超える状態ですがこれは利益以上に配当を出している状態。

2017年は配当性向がマイナスとなり赤字なのに配当を出している状態であまり好ましい状態ではありませんでした。

しかし、その後は比較的低い水準に落ち着いてきていることが見て取れます。

事業別収益

売上高2022202120202019
アンモニア3090178710201113
粒状尿素2892188012481342
尿素硝酸アンモニウム3572178810631270
硝酸アンモニウム845510455506
その他787573338359
合計11186653841244590
CF Industries Holdings,Inc Annual Report

上記はCFインダストリーズの事業別の売上高を示したものとなっています。

その他の部分には、排気熱と合わせることで無害な物質に変えるディーゼル排気液や窒素やリン、カリウムなどが含まれる複合肥料などが含まれています。

2020年にかけては減少していますが、その後は上昇傾向にあることが見て取れます。

特にアンモニア、尿素硝酸アンモニウムの伸びが大きいことが分かります。

配当金推移

下記はCFインダストリーズの直近10年の年間配当の推移を示したものとなっています。

西暦配当金
20221.5$
20211.2$
20201.2$
20191.2$
20181.2$
20171.2$
20161.2$
20151.2$
20141$
20130.44$
参照:CF Industries Holdings,Inc Dividends

コメント・考察

CFインダストリーズに関して、配当性向がマイナスを下回るなどやや財務状況で不安な点がありましたが、直近では営業利益の大幅増加など改善が見られる点は評価できる点だと思います。

一方で、CFインダストリーズが主に生産するアンモニアは現在の食糧生産などの重要性の高い製品で需要は今後も続くと思われます。

しかし、付加価値をつけづらく市場価格で決まってしまうため、いかに低コストで作れるかにかかってきます。

その点、アンモニア製造に使用する天然ガスは2020年時点でアメリカが生産量1位です。

そのため、CFインダストリーズは米国企業かつ米国にも生産拠点を持つ点、アンモニ製造に必要な天然ガスを近くで得られ、輸送コストを抑えられるため、低コストで生産するには優位な部分かと思われます。

取り扱っている証券会社

下記は主に米国株を取り扱う日本の証券会社でCFインダストリーズの取り扱いの有無を示したものとなっています。

証券会社取扱有無
楽天
SBI
マネックス
DMM
PayPay
松井
野村
大和

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コメント

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