本記事は米国株の中でもゾエティス(ZTS)に関するものとなっています。(https://www.zoetis.com)
今回はこのような疑問に答えます。
- ゾエティスとはどのような企業か?
- ゾエティスの将来性は?
- 取り扱っている証券会社や財務状況は?
- ゾエティスの配当金は?
ゾエティス(ZTS)とは?
ゾエティスは2012年にファイザーの動物健康事業から独立し、動物医薬品や動物ヘルスケアソリューションを展開している企業です。
主な対象動物としては犬や猫、馬といったコンパニオン動物から牛や豚、鳥、魚、羊といった家畜の主要8種向けの製品やサービスを提供しています。
主な製品カテゴリーとしては7つ存在し、寄生虫駆除剤やワクチン、皮膚科学製品、抗感染症薬、その他医薬品、薬用飼料添加物、動物健康診断があります。
主な製品としては例えば、犬用の混合ワクチンであるバンガードL4や犬や猫用の広域の抗生物質であるクラバモックス、抗感染症薬のコンベニア。
寄生虫駆除剤のプロハート、犬の急性嘔吐の予防や治療のためのセレニア、犬用のアトピー性皮膚炎薬のアポクエル。
牛や羊、豚用の抗感染症薬のセフチオフルや牛、豚用の寄生虫控除剤のデクトマックス、薬用飼料添加剤のリンコマイシンなどがあります。
45カ国で製品を直接販売しており、100カ国以上で製品を展開しています。
直近では動物衛生事業をオーストラリアで展開していたJuroxの買収を行っています。
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競合企業
ゾエティスの競合企業としては、メルク・アニマル・ヘルスなど動物用医薬品事業も展開しているメルクやペットや家畜用の医薬品事業を展開しているエランコがあります。
また、ドイツの製薬会社であるベーリンガーインゲルハイムやフランスに拠点を置き、動物医薬品事業を展開しているセバアニマルヘルスなどが挙げられます。
- メルク
- エランコ
- ベーリンガーインゲルハイム
- セバアニマルヘルス
ゾエティスの将来性
ゾエティスの将来性としては期待できる部分はあると言えるのではないでしょうか。
まず、一つ目の理由としては動物の医療や治療などに対する製品の需要増加の期待が挙げられます。
例えば、現在特に先進国を中心に動物に対する健康意識の向上が高まっており、ペットや家畜などに対してより良い医療ケアや予防策を求める傾向が大きくなってきています。
また、新興国の経済成長、所得水準の向上によりペット飼育数の増加や世界人口の増加により、それに対応する家畜の飼育数の増加といった全体的な動物飼育数の増加からそれに対応する動物用の医薬品、衛生用品需要の増加が挙げられます。
これらの全体的な動物の飼育数の増加や動物に対する健康意識の高まりに伴い、100カ国以上で世界的に動物医薬品や動物ヘルスケアソリューションを展開するゾエティスの製品需要も増加していく可能性は高いと言えるのではないでしょうか。
また、もう一つの理由としては、広範な製品ポートフォリオが挙げられます。
ゾエティスは寄生虫駆除剤やワクチン、皮膚科学製品などといった7つの広範な製品カテゴリーを持ちつつ、米国や日本、中国、ヨーロッパ、ブラジル、カナダなど主要市場での幅広い特許を保有しています。
実際に主要市場を中心に50カ国以上で約6320の取得済み特許と1430の係属中の特許出願が存在しています。
このゾエティスの幅広い製品ポートフォリオと特許数は収益の安定化と競合との差別化に繋がると言えるのではないでしょうか。
これらの点を鑑みるとゾエティスの将来性としては期待できる部分はあると言えるのではないでしょうか。
ゾエティスの今後に対する期待度
以下はゾエティスの今後に対する期待度を示したものです。
ちなみに期待度は高い順に5から1となっています。
ご自身が思うゾエティスの今後に対する期待度にぜひ投票して見てください。
財務状況
以下はゾエティスの財務状況などを示したものです。
営業利益
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上記はゾエティスの営業利益を示したものです。
営業利益は基本的に企業が本業で得た利益を示したものです。
ゾエティスの場合、増加傾向にあることが見て取れます。
EPS

上記はゾエティスのEPSを示したものです。
EPSは基本的に右肩上がりとなっているかが主な指標とされるものです。
ゾエティスの場合、右肩上がりとなっており、評価できる推移だと言えるでしょう。
営業利益率
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上記はゾエティスの営業利益率を示したものです。
営業利益率は基本的に10%〜15%以上が優良な企業の水準とされるものです。
ゾエティスの場合、15%を大きく上回っていることがわかります。
自己資本比率
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上記はゾエティスの自己資本比率を示したものです。
自己資本比率は基本的に企業の安定性を示すもので30%以上がおおよその目安とされるものです。
ゾエティスの場合、2021年以外は30%を下回っていることが見て取れます。
営業活動によるCF
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上記はゾエティスの営業活動によるCFを示したものです。
営業活動によるCFは基本的に企業の手元現金の推移を示したものです。
ゾエティスの場合、全体としておおよそ横ばいであることが見て取れます。
配当性向
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上記はゾエティスの配当性向を示したものです。
2019年以降やや増加傾向にあることが見て取れます。
事業別収益
以下はゾエティスの事業別収益を示したものです。
| 収益(百万$) | 2022 | 2021 | 2020 |
| ペット | 5203 | 4689 | 3652 |
| 家畜 | 2791 | 3005 | 2940 |
| 受託製造 人間の健康 | 86 | 82 | 83 |
| 合計 | 8080 | 7776 | 6675 |
配当金
以下はゾエティスの直近10年の年間の配当金推移を示したものです。
| 西暦 | 配当金 |
| 2022 | 1.32$ |
| 2021 | 1$ |
| 2020 | 0.8$ |
| 2019 | 0.64$ |
| 2018 | 0.52$ |
| 2017 | 0.4$ |
| 2016 | 0.4$ |
| 2015 | 0.32$ |
| 2014 | 0.28$ |
| 2013 | 0.21$ |
コメント・考察
ゾエティスは、ファイザーの一部門から分離独立することで動物医薬などにより特化したブランドとして明確化し、より柔軟かつ迅速な事業展開ができる企業にうまく確立することができた企業だと言えるでしょう。
製品ポートフォリオの豊富さや営業利益、EPSなども右肩上がりとなっていて、事業的な安定性と財務的な健全性も評価できる企業だと言えるのではないでしょうか。
また、配当においても2017年だけは増配こそはしていないものの、直近10年は増配傾向にあり、配当性向の低さや財務状況、事業の安定性から見て配当銘柄としても魅力のある銘柄だとも言えるでしょう。
一方で特許数も多いゾエティスですが、ツラスロマイシンの大半の市場での特許切れなど今後も特許切れが進む可能性があります。
特許切れが進めば製薬市場で顕著な後発組の安いジェネリック薬品との競争が激化するため、特許切れなどの動向は注視する必要があると言えそうです。
取り扱っている証券会社
以下は米国株を取り扱っている主な日本の証券会社の中でゾエティスの取り扱い有無を示したものです。
| 証券会社 | 取扱有無 |
| 楽天 | 有 |
| SBI | 有 |
| マネックス | 有 |
| DMM | 有 |
| PayPay | 有 |
| 松井 | 有 |
| 野村 | 有 |
| 大和 | 有 |
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