本記事は米国株の中でもビッグベア.ai(BBAI)に関する内容となっています。(https://bigbear.ai)
本記事はこのような疑問に答えます
- ビッグベア.aiとはどのような企業か？
- ビッグベア.aiの将来性は？
- 取り扱っている証券会社や財務状況は？
- ビッグベア.aiの配当金は？
ビッグベア.aiとは？
ビックベア.aiは顧客がより迅速で簡単にデータソースから隠された洞察を引き出すことを可能にし、意思決定を支援するための人工知能と機械学習のソリューションを提供している企業です。
データ主導の3つのフェーズに対応するためのモジュール式クラウドベースのプラットフォームを提供し、その各フェーズをサポートする機能は政府や商業顧客向けに個別のアプリケーションとしてパッケージ化されて展開されています。
まず一つのフェーズであるデータキュレーションではObserveやBrownBear、Polarとして提供され顧客独自のデータやサードパーティデータなど様々な情報源から履歴データ、リアルタイムデータを収集、正規化、統合して全体的な洞察を作成しています。
2つ目のフェーズである分析ではOrientやPandaとして提供され、何百万ものアルゴリズムを提供してデータから結果に影響を与える可能性のあるパターンや影響を示します。
3つ目のフェーズであるガイダンスではDominateやARTEMISとして提供され、目標志向のアドバイスや行動指針の決定ができるようにしています。
特に米国の政府機関、陸軍や空軍、国土安全保障省などとの強固な関係があり、20年以上ソリューションや技術の基盤を提供しています。
また、パランティアとは商業パートナーシップを結んでいます。
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競合企業
ビッグベア.aiの競合企業としては、米国政府や陸軍、海軍向けにエンジニアリングやITサービスを提供しているサイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルや企業向けAIソフトウェアを展開するC3aiが挙げられます。
また、サプライチェーンマネジメントソフトウェア事業などを展開するアメリカンソフトウェアなどがあります。
- サイエンス・アプリケーション・インターナショナル
- C3ai
- アメリカンソフトウェア
ビッグベア.aiの将来性
ビッグベア.aiの将来性としては期待の持てる部分はあると言えるのではないでしょうか。
まず一つ目の理由としては従来型のBIやBIツールよりも深く、迅速にデータマイニングや意思決定が行える点です。
従来型のBIツールはデータの可視化や視覚的に分かりやすくしたり、意思決定をしやすくしたりしますが、最終的な決定は人間が行うため、見落としや気づかない部分があったり、時間がかかるといった点があります。
一方で機械学習やAIソリューションを活用することでBIツールよりはるかに迅速にデータマイニングなどを行え、意思決定もAIが行うことできます。
その点で市場の変化や情勢の変化が早まっている現代ではより素早い意思決定を行い優位性を担保するために人口知能や機械学習のソリューションがますます導入されていく可能性は高いと言えるでしょう。
もう一つの理由としては政府系顧客との関係が挙げられます。
例えば、政府系機関は機密性の高い情報を扱うため、意思決定を迅速にするためにAIや機械学習のソリューションを導入したくても信頼のおける業者でなくては受注は難しいでしょう。
一方でビッグベア.aiは20年以上にもわたって政府機関との強固な関係を築いてきており、技術やソリューションを提供してきたという実績があります。
また、直近では米国空軍から最大9億ドルのIDIQ契約の確保などを行なっています。
このように政府機関との強固な関係は、民間企業の顧客企業が新しくAIや機械学習のソリューションを導入する際にも信頼性という面ではプラスに働く可能性が高いと思われます。
これらの点を踏まえるとビッグベア.aiの今後としては期待の持てる部分はあると言えるのでは無いでしょうか。
財務状況
以下はビッグベア.aiの財務状況などを示したものとなっています。
営業利益
上記はビッグベア.aiの営業利益を示したものです。
営業利益は基本的に企業が本業で得た利益を示すものです。
ビッグベア.aiの場合、マイナスが拡大していることが見て取れます。
EPS
上記はビッグベア.aiのEPSを示したものです。
EPSは基本的に右肩上がりとなっているかが主な指標となるものです。
営業利益率
上記はビッグベア.aiの営業利益率を示したものです。
営業利益率は基本的に10%〜15%以上がおおよそ優良な企業の水準とされています。
ビッグベア.aiの場合、マイナスが拡大傾向にあることが見て取れます。
自己資本比率
上記はビッグベア.aiの自己資本比率を示したものです。
自己資本比率は基本的に企業の安定性を示すもので30%以上がおおよそ目安とされています。
ビッグベア.aiの場合、減少傾向にはありますが、30%以上は全体としてキープしていることが見て取れます。
営業活動によるCF
上記はビッグベア.aiの営業活動によるCFを示したものです。
営業活動によるCFは基本的に企業の手元現金の推移を示すものです。
ビッグベアaiの場合、マイナスが拡大傾向にあります。
事業別収益
以下はビッグベア.aiの事業別収益を示したものです。
| 収益（千＄） | 2021 | 2020 |
| サイバー&エンジニアリング | 74879 | 15584 |
| 分析 | 70699 | 15968 |
| 合計 | 145578 | 31552 |
配当金
現在ビッグベア.aiは配当金を出していません。
現状ビッグベア.aiが配当金を出すのはまだ先となりそうです。
コメント・考察
ビッグベア.aiの機械学習や人工知能のソリューションは政府機関だけでなく、TerranOrbitalやヴァージン・オービットといった人工衛星や宇宙観測を行う宇宙関連企業ともパートナーシップを結んでいます。
その点でビッグベア.aiのソリューションは今後ますます拡大が予想されている宇宙ビジネスの分野などでも需要は高まっていくのではないかと思われます。
現状、人工知能や機関学習といったソリューションは、国だけでなく民間の産業でも幅広い需要はあると言えるでしょう。
ただ、現時点でビッグベア.aiの営業利益や営業活動によるCFなどはマイナスの拡大が続いており、全体としては赤字の状態です。
その点で今後間違いなくAIや機械学習などのソリューションの需要は広がっていくでしょうがその広がっていく需要をどのように収益として取り込んでいけるかが注目すべき点と言えるのではないでしょうか。
取り扱っている証券会社
以下は米国株を取り扱っている日本の証券会社の中でビッグベア.aiの取り扱いの有無を示したものです。
| 証券会社 | 楽天 | sbi | マネックス | DMM | PayPay | 松井 | 大和 | 野村 |
| 取扱有無 | 有 | 有 | 無 | 無 | 無 | 無 | 有 | 無 |
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